とにかく轆轤をひきたいと思っていた | ucacoceramics
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とにかく轆轤をひきたいと思っていた

2018年3月5日
先輩へ連絡
以前話していたポップアップイベントの日程を決めたいと思った。
それを第一優先にして手術日程を決めようと思っていた。
けど、先輩は今回じゃなくてもGWでもお盆休みでもいつでも出来るから、まずは体が優先だから治してからにしない?
ベストな状態で一緒に楽しみたいから、と返事をくれた。
涙が止まらず「甘えさせてください」と返信した。
まずは早く治してしまおう。
先輩の優しさがすごく沁みた。
そしてものすごくホッとした。

 

先輩のおかげで、私はポップアップイベントをゴールではなくてスタートにさせてもらえた。

 

 

2018年3月6日
病院へ
Sさんのおかげでやっと心が定まって術式を決められた。
この日、手術日程も決めた。
それは昨日の先輩の言葉が早く治してしまって早く前に進みたいと思わせてくれたことも大きかった。
この日も母について来てもらった。
病院の空いている日の候補をいくつか聞いて、母のスケジュールと合わせて19日に手術をすることに決めた。
先生には「部分でお願いします。開いてみて思った以上に広がっていて切除部分が大きくて胸のサイズの左右差がひどくなるなら全摘に切り替えて欲しいです」と伝えたら「わかりました。出来る限り目立たない様に綺麗にします」と言ってくれた。

 

 

2019年
今年はと言えば、昨日も今日も黙々と轆轤をひいていた。

 

今月末に発売される媒体に掲載していただく器のシリーズを作って常設店舗さんへ納品したいというのがあってそれを中心に作っていた。

 

去年も黙々と轆轤をひいていたんだけど、去年は何を作るかはちゃんと定まってはいなかった。

術後、土をこねたり轆轤が出来ない期間があるだろうから、今のうちにとにかく作りまくっておこう。そんな気持ちだった。

 

退院して帰ってきた時に、素焼き、釉薬掛け、本焼き、金継ぎ修繕なんかのやるべき事をたくさん作っておこうと決めてとにかく土を触っている時間を増やしていた。

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