梱包資材の事、CO2のこと | ucacoceramics
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梱包資材の事、CO2のこと

現在、オンラインショップでご購入いただいた際の梱包資材をこちらのクッション性ペーパーに変更してしばらく経ちます。

ある一定期間使ってみて、今のところ破損などがないので今後もしばらくはこちらでの梱包で継続していこうと思っています。

ご購入の方には紙ごみを増やしてしまい恐縮ですが、現在はこの方法が良いと思いこれらを使用しています。

 

長い間プラスチック製品を買わない生活をしていましたが、昨年(2022年)配送時の破損が続き、購入いただいた方にとても残念な思いをさせてしまう機会が多くありました。

そしてエアパッキンの使用を始めました。

 

それまで、ずっと紙で包んで配送していましたがエアパッキンを使うと安心だという事にも気づき、破損が心配で眠れないという事が減りました。

と、同時に矛盾も感じていました。

 

この脱プラ生活への矛盾は常に自問自答しています。

そもそも私が陶器を作ること自体、電気窯を使用している為そのあたりも矛盾しています。

 

脱プラは何のためにしていたのか?CO2排出量の削減の為じゃないのか?

電気窯を使うことで沢山のCO2が出ています(普通の生活をしているよりたくさん電気を使うので)だから、日常生活での脱プラをしていたのではなかったか?

そういうモヤモヤがぬぐい切れないでいました。

 

オーダーをいただけるのはありがたいけど、陶芸をやめたくないと思って大切にしたくて続けてきていたのに、なんだかモヤモヤすることが増えてしまっていました。

陶芸を続けていたいという純粋な気持ちや、根本にある軸がブレていたかもしれません。

 

ただ、沢山作ることで学んだことがあります。

薄利多売、薄利少売を続けてきたことで気づいたことは大きな学びです。

人との付き合い方、お金の大切さ、時間の大切さ。

今はたくさん作ってたくさん売ることに積極的になれずにいます。

 

赤字を作り、電気を沢山使い、体がへとへとになり、勉強する時間もままならない生活から脱したかったのかもしれません。

 

陶芸は私にとってはなくてはならないものです。

制作できる体力がある限りはやめないつもりです。

 

土を触って一人でラジオや音楽を聴き、時には無音の中で作業する時間はとても心地よく穏やかなので、崇高な趣味として続けていければと思います。

 

残った器を少しずつ販売していき、新しいものが作りたくなった時にはまた製作していこうと思います。

 

現在、作りたくなって作った器が少し焼き上がりました。

 

更に、もう一種類作っているカップは、お渡ししたい人がいて、その方のために製作しています。

 

作りたい!と心が動いたときに作る方がいい。

今はそのカップが出来上がるのが楽しみです。

 

現在使用している電気窯は2017年~2020年までと昨年の後半から再度使い始めたSHIMPOさんのDMT-01 という家庭用で使える比較的小さな電気窯です。

 

こちらは以前たくさん作っていた時に使用していた大きい窯に比べてCO2排出量も減ります。(煙突がないので)

小さい窯なので沢山は焼けませんが、そのくらいがちょうどよいです。

2018年、ucacoceramicsの屋号でスタートさせたとき、この窯で器をコツコツ作っていました。

 

しばらくは、2007年に陶芸を始めた時のような気持ちで自分の欲しいもの、人に使ってもらいたいとイメージが湧くものをまたコツコツと少しずつ作っていようと思います。

 

 

 

 

 

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