ucaco | ucacoceramics - Part 2
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5月 24 2023

5年後10年後も続く愛される定番として④

3色目の展開カラーはチャコールグレーの器を黒の代わりに。 The third color chose a charcoal gray  instead of black.       [caption id="attachment_11999" align="alignnone" width="300"] グレーの器を展開し始めた時、最初に選んだ4型                                                                      charcoal gray was initially chosen in these 4 models[/caption]   黒が思い通りの色にならなくて探していたことはプロダクトフィロソフィーのブログ<5年後10年後も続く愛される定番として①>でも記載しましたが、その後いったん黒を作ることを保留にした時に、代わりに気になって選んだのがこちらの写真のグレーの土です。 In my blog post titled "As a Timeless Classic That Will Continue to be Loved 5 Years and 10 Years from Now - Part 1," I mentioned that I was searching for the perfect shade of black but was unable to find it. However, during the period when I temporarily put the black color on hold, I became intrigued by the gray clay featured in the attached photo.   それでも、黒じゃないにしても黒っぽい器が作りたい気持ちは変わらずにありました。 Nevertheless, my desire to create a container that had a blackish appearance persisted, even if it wasn't actually black. 豆腐料理、冷やしうどん、大根おろしポタージュスープなどの白っぽい料理にはやはり白い器より黒っぽい器の方がおいしそうに見えるからです。 グレーで作ってみると、土に入っている御影石の独特の表面感も相まって和洋折衷な料理に合わせやすい器となりました。 such as tofu dishes, chilled udon, and dishes with grated daikon or potage soup, tend to look more appetizing in vessels that have a blackish hue rather than pure white. When I experimented with creating gray vessels, the unique surface texture of the small stones complemented a variety of dishes that fuse Japanese and Western flavors. This versatility makes...

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5月 23 2023

5年後10年後も続く愛される定番として③

2色目の展開カラーはピンク The second color for the deployment color is pink. [caption id="attachment_12018" align="alignnone" width="300"] 白の次に作り始めたのは<ピンク×ゴールド>のシリーズです。[/caption]   こちらも最初はピンクの釉薬をかけるという選択肢しかありませんでした。 Initially, there was only the choice of applying a pink glaze in this case.   既存の釉薬では好みの色が見つけられず、釉薬の自作などもしてみましたがそう簡単には好きな色が作り出せず諦めかけていた時に<土自体に色を付けることにしよう!>とマインドセットすることになりしました。 I couldn't find the desired color with the existing glazes, so I even tried making my own glazes, but it wasn't easy to create the color I wanted. I was starting to give up. But I decided to change my mind‐set to "Let's color the clay itself!"   濃度比率は途中で少し変更しピンクを少し濃くしました。 I made a slight adjustment to the concentration ratio along the way and made the pink color a bit deeper.   スイーツに合わせた器を作りたくて、このピンクの器の制作にあたったのですが最初はなかなか売れませんでした。 I embarked on creating dishes in this pink color to complement desserts, but initially, they didn't sell well.   当時はまだ、ピンクの器というのが珍しかったのか?あまり見慣れないことで使い方がわからないというお声をよく頂きました。 (最近ではピンクの器もよく見かけますね) At that time, pink plate might have been considered unusual or less commonly seen. Many customers expressed that they were unfamiliar with how to use them, which could have contributed to the initial lack of sales. However, it's worth noting that recently pink plate has become more common and popular, and you can often find them in various settings.   なので、最初は卸先では断られてしまうちょっとしたキズなどのある完成品を自宅の食器として使い、実際に料理やスイーツを乗せて写真を撮ったものをSNSでUPしました。 As a result, when the initial products with minor imperfections were rejected by wholesale buyers, I decided to use them as personal tableware at home. I actually served dishes and desserts on them, taking photographs and...

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5月 21 2023

5年後10年後も続く愛される定番として②

As a timeless classic that will continue to be beloved even 5 or 10 years from now, I would like to introduce ② Blk×Platinum(黒.プラチナ)はこの器のシリーズを製作するにあたり、最初に作りたいと思った色です。(5年後10年後も続く愛される定番として①参照。またこの色は実際には4色目の展開カラーとなるのですが、その話はまた次回の③話以降でつづらせていただきたいと思います)。 Blk×Platinum  is the color I had in mind as the initial choice for creating this series of vessels. (Please read that as a timeless classic that will continue to be beloved even 5 or 10 years from now, ① ) Furthermore, while this color will actually be the fourth variant in the lineup, I would like to continue discussing that in the upcoming ③ and subsequent installments.   乳白色には柔らなイメージでゴールドを、漆黒の透き通るようなつややかさをもつ深い黒にはプラチナの輝きをまとわせたかった。 こちらの色は少し冷ややかな印象なのかもしれません。 I wanted to combine a soft, gentle image of gold with a milky white color, and adorn the deep black with a glossy quality with the brilliance of platinum. This color may give a slightly cool impressin.   私は、相反するものを1つのモノゴトの中に、あるいはプロダクトの中に内包し表現することが好きです。 この世に存在するおおよその物事には陰と陽が存在します。 そんな様子を表したかったのかもしれません。 I like incorporating opposing elements within a series or product, expressing the coexistence of Yin and Yang, which can be found in most things in the world. Perhaps that is what I wanted to depict.   白黒はっきりさせたい、というのではなく白と黒にはすべてが内包されるという事だと思っています。 この金彩、プラチナ彩の器は現在では5色展開しているシリーズです。 I believe it is not about clearly defining things into one or the other, but rather recognizing that everything is encompassed within the of white and black. The vessels adorned with gold and platinum accents currently form a series available in five different...

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5月 21 2023

5年後10年後も続く愛される定番として①

2018年の開業当初からブランドの定番として育ててきたK24(orプラチナ)を縁取った器たちについて改めてご紹介させていただきます。 I would like to reintroduce the collection of vessels adorned with the K24 (or Platinum) brand, which has been nurtured as a staple since its inception in 2018. このシリーズの制作時、<5年後10年後も続く愛される定番を作りたい>と考えて作陶にあたりました。 During the creation of this series, I aimed to make a timeless classic that would continue to be beloved even after 5 or 10 years. それまでの、趣味として楽しむ作陶だけでなく、〈好きなこと〉を〈ビジネス〉にするために定番のシリーズを作りたいと考えたからです。 It was not just about enjoying pottery as a hobby; I wanted to turn my passion into a business by creating a signature line. その際に最低限のイメージだけはコンセプチュアルに決めようと思い、やりたいことやイメージ、思い浮かんだキーワードを全てノートに書きだしました。 To establish at least a basic concept, I wrote down everything I wanted to do, the imagery I had in mind, and the keywords that came to me, filling my notebook. 2重線で消してはまた書き足し、書いては消し、を何度も繰り返しながらイメージを固めていきました。 I drew lines, crossed them out, and added more, repeatedly refining the image. この作業をしているときからすでに私の作陶が始まっていたのだと思います。 I believe that even during this process, my pottery journey had already begun. 物理的な理由で、どうしてもタタラ皿をメインにした商品展開にしたかったのです。最初に作ったのはこの3つのサイズのお皿です。 Due to practical reasons, I wanted to focus on the Tatara plate as the main product. The first items I created were these three sizes of plates. あの時、タタラ皿をメインアイテムにしたことは、それまで趣味で作陶していた時とは真逆とも言える選択でした。 Choosing to make the Tatara(flat) plate the main item was a decision that went against the grain of my previous experience with pottery as a hobby. 2007年から2017年までの10年間、私はほとんどタタラ皿を作ったことが無く、どちらかというと苦手な制作方法でもありました。 From 2007 to 2017, I hardly ever made Tatara(flat) plates, and it was actually a technique that I struggled with. いつも制作は電動ろくろで薄く引き、見込みの小さく高台の高めの小鉢や碗皿ばかりを作り、和の雰囲気が強い釉薬掛けを好んで作っていたので、開業前の私の作風を見ていらした方は急にテイストが変わって驚かれた方も多かったと思います。 My usual...

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梱包資材の事、CO2のこと

現在、オンラインショップでご購入いただいた際の梱包資材をこちらのクッション性ペーパーに変更してしばらく経ちます。 ある一定期間使ってみて、今のところ破損などがないので今後もしばらくはこちらでの梱包で継続していこうと思っています。 ご購入の方には紙ごみを増やしてしまい恐縮ですが、現在はこの方法が良いと思いこれらを使用しています。   長い間プラスチック製品を買わない生活をしていましたが、昨年(2022年)配送時の破損が続き、購入いただいた方にとても残念な思いをさせてしまう機会が多くありました。 そしてエアパッキンの使用を始めました。   それまで、ずっと紙で包んで配送していましたがエアパッキンを使うと安心だという事にも気づき、破損が心配で眠れないという事が減りました。 と、同時に矛盾も感じていました。   この脱プラ生活への矛盾は常に自問自答しています。 そもそも私が陶器を作ること自体、電気窯を使用している為そのあたりも矛盾しています。   脱プラは何のためにしていたのか?CO2排出量の削減の為じゃないのか? 電気窯を使うことで沢山のCO2が出ています(普通の生活をしているよりたくさん電気を使うので)だから、日常生活での脱プラをしていたのではなかったか? そういうモヤモヤがぬぐい切れないでいました。   オーダーをいただけるのはありがたいけど、陶芸をやめたくないと思って大切にしたくて続けてきていたのに、なんだかモヤモヤすることが増えてしまっていました。 陶芸を続けていたいという純粋な気持ちや、根本にある軸がブレていたかもしれません。   ただ、沢山作ることで学んだことがあります。 薄利多売、薄利少売を続けてきたことで気づいたことは大きな学びです。 人との付き合い方、お金の大切さ、時間の大切さ。 今はたくさん作ってたくさん売ることに積極的になれずにいます。   赤字を作り、電気を沢山使い、体がへとへとになり、勉強する時間もままならない生活から脱したかったのかもしれません。   陶芸は私にとってはなくてはならないものです。 制作できる体力がある限りはやめないつもりです。   土を触って一人でラジオや音楽を聴き、時には無音の中で作業する時間はとても心地よく穏やかなので、崇高な趣味として続けていければと思います。   残った器を少しずつ販売していき、新しいものが作りたくなった時にはまた製作していこうと思います。   現在、作りたくなって作った器が少し焼き上がりました。   更に、もう一種類作っているカップは、お渡ししたい人がいて、その方のために製作しています。   作りたい!と心が動いたときに作る方がいい。 今はそのカップが出来上がるのが楽しみです。   現在使用している電気窯は2017年~2020年までと昨年の後半から再度使い始めたSHIMPOさんのDMT-01 という家庭用で使える比較的小さな電気窯です。   こちらは以前たくさん作っていた時に使用していた大きい窯に比べてCO2排出量も減ります。(煙突がないので) 小さい窯なので沢山は焼けませんが、そのくらいがちょうどよいです。 2018年、ucacoceramicsの屋号でスタートさせたとき、この窯で器をコツコツ作っていました。   しばらくは、2007年に陶芸を始めた時のような気持ちで自分の欲しいもの、人に使ってもらいたいとイメージが湧くものをまたコツコツと少しずつ作っていようと思います。          ...

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4月 01 2023

4月1日はエイプリルドリームの日。

4月1日はエイプリルドリームの日。 昔はエイプリルフールで嘘をついてもよい日だったけれど、現代では夢を語る日とされているそうだ。   ここ数年、4月1日はエイプリルドリームの日だと発信をしている方がいらっしゃり、今年は得に心に刺さった。 ここ数年聞いているポッドキャスト<VOICY>のパーソナリティーである大河内薫先生(税理士さん)が今年は話されていた。(昨年は作家、講師の松口祐樹さんが話されていた)。   私の夢はいろいろある。 ・今メインにしているはずの陶芸も、もっと採算ベースに乗せられるようにしたい。ずっとPRだと思って薄利多売&赤字少売で頑張ってきた。そろそろ順当な価格で流通させられるようにしたい。(じゃないと続けていけない)。 ・自身の器の修繕の為に始めた金継もワークショップなどをさせてもらえるようになった。試行錯誤を繰り返しかなり良くなってきていると思う。 集客に追われず、材料の手配や準備の苦労をもう少し減らしたい。 ・オリジナルの金継キットを作りたい。 ・陶器の専用の配送箱も作りたい。 ・今まで会社員時代にやってきた仕事も活かして楽しく過ごしたい。   だけど、これらはすべて夢というパズルの中のそれぞれのピースでしかない。 結局のところ、私は一生笑って過ごしたい。 それがやっぱり私の夢であり理想の自分。 楽したいなんて言ってない。(いや言いたい) だけど、ずっと笑っていたいから、それなりの苦労も勉強だと思って楽しめる心の余裕を持ちたいし、そんな安心できるくらしを得たい。   GW前後に開催される<第31回葉山芸術祭>に今年初めて参加することにした。 だけど、これが最期になるかもしれない。 いやたぶん最後だと思う。この芸術祭を最後に葉山の地を離れることに決めたから。   芸術祭では自宅を開放して現在庫を販売し、自宅で使っていた器などもアウトレットセールとして販売する予定。 <ずっと長く愛される、進化する定番>として5年間育ててきた金彩やプラチナ彩を施した器たちは、個人オーダーという形で年に1回の受注で続けていこうと思っている。(2023年6月3日現在、これらについてのBLOGをおおよそUP致しました。よろしければご一読ください)   もう製作するのをやめようか?とも考えた。 材料コストも時間もかなりかかるシリーズで、もうたくさん作ったし継続はあきらめようかとも思ったけれど、少しずつそろえてくださっている方の事を思い出したらやっぱり途中で諦めずに続けたいと思った。   家賃の心配をしなくて済むように、一旦は実家がある京都に戻る予定で、引っ越しの見積なども取り出した。 それらも含めて、葉山の自宅にある家財や家電のほとんどを手放すため、芸術祭の後にどんどん売却や処分をしていこうと思っている。   芸術祭で受けるオーダーは私が会社員時代に買った小さな窯で(修理も途中でしている)焼けるだけの無理のない範囲で今年、Re Startしたいと思っている。   これが陶芸を生業として続けていくかどうか?の最後の悪あがきにしたい。 仕事としての陶芸はやめても、趣味として続けられればそれでも良いと思っている。   いつもucacoceramicのオンラインショップでご購入くださり、メールマガジン登録をしてくださっている方には今朝、ご案内のメールを送信した。 システム上全ての内容を載せられなかったので、エイプリルドリームを語る今日という日に久しぶりにブログを更新してみました。   楽しく陶芸を続けていたい。 それがこんなにも大変で苦しいものになるとは想像できていなかった。 やらなきゃいけないことは多少なりともわかっていたのに、青写真を描いてはいたのに会社員時代と違ったのは圧倒的なマンパワーの足りなさだったと思う。 会社員時代は自分だけでなく、各パートのスペシャリストたちがいて、分担ができた。もちろん、みんなあらゆる仕事をかけもっていたけれど、それでもやっぱり任せられる人やわからなくても聞ける人、相談できる人がいた。   個人事業主としても会社員時代に知り合った色々な人に助けてもらってやってきたし、ここまで頑張れたのはそういう皆さんのサポートがあったからだと思う。   もともと、個人のお客様へ販売するときに私が赤字にならずに、お客様にとってもできるだけ無理のない価格設定にしたくて決めた上代だったから、卸をするのはかなりの無理があった。 それでも大手さんのお取引ではたくさんのオーダーをいただいた上に、ブランドのPRまでしてもらえるという大きな特典付きだったと思っている。 ただ、体力的に持たなかった。   今年から個人受注会としてRe Startする。 陶芸を続けるのは仕事でなくてもいい。 最近はそんな風に割り切れるようになってきた。 だから葉山の地も離れる決心ができたし、家賃や水道光熱費の心配をして禿を作る生活から解放されたい、そう思う。   今の夢は、生活の心配をせず楽しく陶芸や金継を続けられること。 なのかもしれない。   私UCACOがどんな風にUCACOCERAMICSを5年間育ててきたかを少しでも知っていただくきっかけになれば幸いです。 2023年4月1日 エイプリルドリームの日 ucaco    ...

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9月 15 2022

オクタグラムプレート(リム)の取り扱いに関して

いつかのランチはオクタグラムプレートで。 plat20よりもお料理を乗せられる面積が器のデザイン上小さくなります。 ダイエット中ですとおススメです。笑 こちらのお皿は製作から完成までにかなりの時間がかかり、製作の過程でロスが出やすい為、今後は個人オーダーのみお受けしたいと思います。 (現在、ラストで @well_hayama 様への卸の製作を進行中です。) 1枚からでも個人さまのオーダーはお受け致しますので、ご希望の方はメールかDMにてお問い合わせください😊 オーダーからお渡しまで、約3ヶ月のリードタイムをいただいております。 他の器も個人オーダーを承りますのでどうぞお問い合わせください。 今月、9月23日(金)24日(土)に羽根木にてイベント出店に参加しておりますので、その際に実際の器をご覧になってからご検討いただくことも可能です。 どうぞよろしくお願いいたします。   現在、オクタグラムプレートの受注に関しては、お受けしておりません。黒ではロス率が下げられることが分かりましたが、白のオクタグラムプレートはとにかく星の鋭角部分の釉薬縮れがおこりやすく、その小さな釉はがれを許容範囲としていただける場合にのみお受けできます。   (2023年10月現在、加筆部分は斜め太文字にて追記しました。修正箇所は横線で消しています)    ...

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【梱包資材】のこと

2022年夏現在、器の配送時にエアパッキンを使い出して2か月ほど経ちました。   自身の生活圏内で、できる限りプラスチック製品を減らしたいと思い色々な取り組みをここ5〜6年でトライして来ました。 紆余曲折あり(やって来たトライアルを語り出すと長過ぎるのでここでは省略します)現状でのベストな配送方法としてエアパッキンを利用し始めました。 まず1番大切なの、はご購入者様のお手元にご希望の器を割れずにお届けすること。 迷いましたがエアパッキンを使わないことで破損品が増えお客様へのご迷惑、ゴミに成ってしまう破損品が増えることを回避するためやむをえずの決断です。 薄紙を器に一枚乗せ、エアパッキンの袋に入れています。 今後、もっと良い方法が見つかったらその時はまた変化して行くと思います。 毎日、何かしら得ることがあり、学ぶことがあります。 ヒントは色々なところに転がっていて何気ない景色や見たアート作品から受け取った物をあらゆることに変換しています。 アーティスティックな物を見て、反対に論理的な思考が働いたり、数字の配列を見て新しいアイデアが湧いたり、自身の中で色々な感覚が交差しながらひとつずつ進めて行ってる最中です。 時間はかかっているけど少しずつでも進化して行きたい。 そんな風に思います。...

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8月 20 2022

3つの【リ】

私がモダン金継ぎのワークショップを開催し始めてはや3年?4年? 自分が作る器の修繕の為に漆を使った修繕を習い出したのが6年前。 紆余曲折あり、現在では1回2時間程度のワークショップを全国各地で開催させていただく様になりました。   【金継ぎ】と言えば【日本の伝統的な修繕技法】漆を使うのは湿度の高い日本には適した技術だからこういった美しく素敵な修繕技法が日本に長きに渡って残っているのだと思います。 と言いつつも昨今の金の価格高騰で本金を使っての修繕は以前より更に高価なものへとなりつつあります。 私がワークショップで行っている金継ぎでは【本金】ではなく【真鍮粉】を使っての修繕。 【漆】ではなく【新うるし】と呼ばれる化学溶剤とのハイブリッドアイテム。 色々な意見はあると思うけれど、私は天然素材だけを使っての【金継ぎ】も化学溶剤を使っての【モダン金継ぎ】もどちらも好きでどちらにもそれぞれの良さがあると思っています。 どちらも知っていれば直したい物に応じての選択肢が広がる。 まずはエントリーとしてサッと直せてしまう【モダン金継ぎ】から始めるのも良いと思い、まずは試していただく為にワークショップを色々なところで行っています。 本金継ぎを行う時のネックはなんと言っても【漆かぶれ】 私自身も実際に漆かぶれで酷い目に合ってしまった事がキッカケで【モダン金継ぎ】を始めました。 たくさんの器を修繕していく中で新しい試みもしていて、私ならではの修繕方法も積極的におススメしています。 それがこちら。    割れた器をそのまま直すだけではなく、カケている箇所にガラスや天然石を埋めてredesignすること。 [割れ]も[欠け]も[ヒビ]も金継ぎ修繕するとお気に入りだった器が更に愛おしくなります。 自らの手で新しい価値をデザインし壊れてしまったモノを蘇らせる。 なんと尊い時間だろう?と思います。 自宅開催での金継ぎ修繕の日はちょっとした茶話会です。 接着溶剤を乾かしている間に和菓子とお抹茶をお出ししたり、コーヒーとクッキーをお出ししたり、そんな風に過ごしています。 野外イベント、各種セレクトショップ、カフェなどでも開催させていただいています。 直したい器だけでなく、使わなくなってしまったけれど棄てるのは忍びない… という器がある方は装飾のみでのご参加も可能です。 修繕も勿論のことながら、私の行っている【モダン金継ぎワークショップ】では《RE_design》というのが大きなキーワードです。 re_cycle、re_use、そしてre_design 3つの【RE】いやきっともっとある。 そんな可能性を秘めた時間を皆さまと過ごせれば嬉しい限りです。 お問い合わせはucacoceramics@gmail.com宛か modern_kintsugi_ucacoのInstagramのDMあてにお願いいたします。 2022年8月20日(加筆修正:2023年6月3日)...

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8月 02 2022

✴︎星に願いを✴︎

8月4日は旧暦の七夕だそうです。 北海道の七夕は本州の7月7日よりひと月遅れて8月なんだってことを以前勤めていた会社の同僚たちから聞いたことがありました。 しばらく行けてないけど、大好きな【デッカいドー北海道!】の七夕のタイミングにお星さまにちなんだブログをUPしたい!って少し前から決めていました。   そんなわけで8月4日の七夕の日スタートで星のお皿(オクタグラム)とパーティープレートの受注を再開したいと思います。(受注期間は8月いっぱいの予定です) 納品予定は11月の中旬ごろを目処に製作します。 旧暦の七夕の日に、クリスマスに向けたお皿たちの受注を開始する。 なんだかそんな事を思うだけでワクワクしました。 【8芒星に願いをこめて✴︎】 先日見た葉山の花火大会の打ち上げ花火は、まるでお星様の様でキラキラ煌めいていて、流れ星をたくさん見た様な気持ちになったり、まるで満天の星空の様だなぁ…なんて眺めていたり、天の川みたいだなぁなんて思ってみたり… とにかく煌めく星だらけの花火大会でした。     はたまた、最近の朝の茶事ではお茶請けに金平糖をつまんでみたり。 こちらも砂糖で出来たお星様。 なんだか愛らしいその見た目も柔らかな甘さも、ザクザクした食感も好きです。 近頃の私はどうやらお星様ブームの様です(笑) 水無月の小豆も天の川に見えなくも無い。(やや強引)   個人的には7月7日の七夕よりも8月の旧暦七夕の方が晴天確率が高い印象なのもあり、天の川もバッチリ見れそうだからこの日を七夕として推したいです(笑) 晴れている方が織姫と彦星も安心して夜空をデート出来そうだからハッピーで良いですよね!なんて乙女発言もついでにしておきます。 そんなわけで私は8月の七夕支持派です。   クリスマスに向けたアイテムのオーダーをどうして七夕に? 何故かというと七夕って【夏のクリスマス】みたいだなぁって思うからです。 (もちろん製作に要する日数を考えて期間に余裕を持ってオーダーを取っておきたいというのもあります。 このお星さまのシリーズは失敗も多く、何度も一から作り直したりしているので製作の為のリードタイムがとても長いのです…(スムーズに行けば通常の2~3ヶ月で完成しますがだいたいそうは行かない…)   短冊を笹に飾るのとクリスマスツリーのオーナメント飾りはなんだか似ているし、お正月の1週間前がクリスマスなのと同じ様なタイミングで、お盆の1週間ほど前が旧暦の七夕にあたるのもなんだか親和性が高い感じがしました。   そして、七夕といえば織姫(こと座一等星ベガ)と彦星!(わし座一等星アルタイル) 星座には神話が付き物!!   学生時代、理科の先生が星と神話の話を余談でしてくれた事が夜空への興味を持つキッカケとなったし、とても素敵な先生だったなぁ…と今になって改めて思います。(あだ名はハレー先生だったなぁ…ハレー彗星が地球に近づいていた頃でハレー先生は授業そっちのけでハレー彗星の話をいつもしてたから保護者からクレームが入って、それ以降余談をしてくれなくなり、私はそれが随分寂しかった事を記憶しています)   話を戻して!クリスマスはイエスキリストの降誕の日。 なんだか親和性と神話性がリンクして日本語って同じ音で違った意味がたくさんあって面白いなぁ…ってつくづく思ってひとり唸っておりました。(笑)   意味が違うはずなのにどこか通ずる部分がある【親和性】と【神話性】 毎日が発見の連続で、そんな事を1人でブツブツと呟いてはひとり納得したり驚いたり、突っ込んでは1人でウケていたりと毎日忙しいです。   箸が転げても可笑しい年頃はとうに過ぎているというのに、くだらない事で楽しめる私の心は永遠のセブンティーンです。(苦笑)     自分が生きているこの世界は、小さな事に目を向け耳をすまし、心を開いてさえいればどんな事も素敵に輝いて見えるんだと思います。   世界の色はカラフルで、華やかさに心躍る瞬間がある。   モノトーンの世界も、カラーグラデーションの世界も、時には楽しむ。   またある時には白から黒へのモノトーンのレイヤーが美しく感じる。   どんな世界もあらゆる色に溢れているし光に溢れている。 そして音にも溢れている。     この一年でそんな当たり前かもしれないことに改めて気付かせてもらう事が沢山ありました。   そんな全てのコトガラにありがとうと伝えたい。     現在、金彩の器で展開しているのは 【乳白色】【ピンク】【グレージュ】【チャコールグレー】【黒】がそれぞれゴールドの縁取り。そして【黒×プラチナ彩】の6色展開です。   色も形もたくさんのBIG FAMILYとなったこのシリーズ、前々から絞るべきか?いや、なんだか絞れない…と二転三転して来ました。   去年の今頃にもそんな事を日記に綴っていました。   必然的に展開色を絞る様になるまでは色のグラデーションを楽しもう。と去年の今頃は誓っていました。   今の私は現在庫をもって【乳白色】【黒×ゴールド】以外の色展開を受注製作へと切り替えていこうと思っています。 どの色も私にとって必要だけれど、無理して全ての色を取り込もうとするとパンクする。 だから、少しずつ整理しながら、興味を持ってくださる方の為に、ご要望に応えていく。 そんな風に変えていこうと思いました。 →2023年10月現在、残在庫以外のすべてが受注制となっていますが、ブランドの定番として作り出したこのシリーズで出来る限り欠品させずに品揃えしておきたいアイテムは私がこのシリーズのスタート時の一番最初に作った3型であることは何度自問自答しても明白です。 周りの意見に流されて、定まり切らなかったけれど、やっぱり初心に戻ってPlat10,Plat15,Pat20の乳白色の3型を確実に丁寧に届けられるようにしたいと思います。 これから少しずつ制作を再開しようと思います。 申し訳ございませんが、それ以外の色とカタチは全て受注制とさせていただきたいと思います。   そこにはもちろん材料の仕入れ方や製作ペースをもう少し計画的に行いたいという物理的な事情もあります。   そうする事でご要望がありながらも後手後手にしてしまっていた陶芸レッスンももっと積極的に受けられるし、新しい製作も出来る!   作りたい!と思ってインスピレーションが湧いた物をそのタイミングで作り出してい行きたい。 その時間をもう少し増やしたい。   そんな沢山の思いを実現するためのトライアルです。   ピンク、グレージュ、チャコールグレー、黒×プラチナは色ごとにオーダーを取っていける様にしたいと思っています。   また、定番色とする【乳白色】【黒×ゴールド】もカタチによっては受注製作となります。(パーティープレート、オクタグラム、マグカップは受注対応となります。)   定期的に新色の提案もしたくて、そちらも受注対応を予定しています。   1年かけて見つけたこれから始める方法が正しいのどうかはまだわかりません。 →また違った方法に変え受注制にしました。詳細は下記のブログをご確認ください。https://ucacoceramics.com/2023/09/27 そこからまた微修正をして上記の加筆部分通りPlat10,15,20 の乳白色のみ自身の制作時間に少しずつ作っていきたいと思います。   またどこかのタイミングで変更しているのかもしれません。   【変わらずにあり続ける定番】【長く愛される定番】を作りたいと思い、《ucacoceramics》という屋号を掲げブランドとして活動し始めて5年目です。   まだまだトライ&エラーを繰り返しながらUPDATEの最中です。   【変わらずに長く愛される定番】でありながらも【変化】を恐れず、【緩やかに進化し続ける定番】を生み出して行きたいと改めて思っています。   時代や環境、自分自身の変化に伴い、変化して行く定番のあり方を追い求めたいと思います。     色物を受注製作にするアイデアは、オートクチュールのパリコレクションのランウェイを見ていて閃めきました。   そのランウェイは手の込んだカラフルで華やかで美しいドレス達がたくさん登場しました。   とてもウットリしながらどの色も素敵!と心躍ると同時に、やっぱり私もカラフルが好き!どの色も手放したくない!作っていたい!と改めて思ったのです。   だけど物理的な理由などで思う様に製作できていないのも現実問題として抱えていました。   私の身体はひとつ、手は2本しかない… 倒れてしまったら作れなくなる…   そしてたどりつい辿り着いたのがオーダー制の導入です。     受注製作というのは、前職のアウトドアブランド時代の早期受注会という手法をビジネスモデルとしています。     ucacoceramicsでは、色ものをオートクチュール扱いとして(笑) オーダー制へと移行して行きます。     ファッションが大好きだった20〜30代、アウトドアブランドに情熱を捧げた30〜40代。   七転び八起きどころか何度も何度も転んで泥だらけになっても器作りをしている40代。   長い長い旅をしている様な感覚でucacoceramicsの開業から5年目に突入しています。   まだまだ旅の途中。   毎日綱渡り状態だし、明日どうなるかもわからない。 だけど、そんな一瞬、一瞬を全力で楽しもうと改めて思っています。   今まで経験して来た全てが私という人間を形成している。 どれもこれも私。     色々な仕事や環境を通して得た経験が今に全て繋がっている。   そんな沢山の【コトガラ】から少しずつアイデアソースを頂戴して自分なりのやり方を見つけて行ってる最中です。   オートクチュール方式だ!なんてウキウキワクワクして浮かれているくらいがやっぱり私らしくてそれこそがucacoでありucacoceramicsのSTYLEなんじゃないか?と思います。   今まで皆さまからいただいたご要望に少しずつではありますがお応えして行ける様に邁進したいと思います。   皆さまどうぞよろしくお願いします! 最後に! みんな!私の器買ってね😉 オンラインショップも少しずつ整えている最中です!  ...

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