2色目の展開カラーはピンク
白の次に作り始めたのは<ピンク×ゴールド>のシリーズです。
こちらも最初はピンクの釉薬をかけるという選択肢しかありませんでした。
既存の釉薬では好みの色が見つけられず、釉薬の自作などもしてみましたがそう簡単には好きな色が作り出せず諦めかけていた時に<土自体に色を付けることにしよう!>とマインドセットすることになりしました。
濃度比率は途中で少し変更しピンクを少し濃くしました。
スイーツに合わせた器を作りたくて、このピンクの器の制作にあたったのですが最初はなかなか売れませんでした。
当時はまだ、ピンクの器というのが珍しかったのか?あまり見慣れないことで使い方がわからないというお声をよく頂きました。
(最近ではピンクの器もよく見かけますね)
なので、最初は卸先では断られてしまうちょっとしたキズなどのある完成品を自宅の食器として使い、実際に料理やスイーツを乗せて写真を撮ったものをSNSでUPしました。
今思うと、あんなに長時間製作をして、毎日へとへとになっているのによく料理していたなぁ…と我ながら感心します。
とはいえ、さすがに疲れているから出来るだけ簡単なメニューを編み出しては試作し、食べるという事を繰り返していました。
自作のボンボンショコラとコーヒー
自作の道明寺の桜餅と紅茶
自作の水無月とお抹茶
自作のオーガニックブリスボールとるぼすていー。カップとソーサーでは前述したようにピンクの濃度が違います。
ピンクの器では、よくおやつを食べています。
私は自分の事を<生粋の甘党>と表現するくらい和菓子でも洋菓子でもどちらであっても甘いものが大好きです。
そんな、大好きなおやつを食べるのは、子供のころに好きだったピンクはピッタリです。気持ちまで甘くなれます。笑
そして、私は<ピンク×グリーン>という独特の配色もすごく好きなので、このシリーズではお抹茶やグリーンサラダとのコーディネートもお気に入りです。
ピンクのカップでベリー系のスムージーやベリーカカオラテを入れて飲むのもお気に入りです。
同系色グラデーションのトーンがとても可愛いのです!!
ただ、ピンクは土の色を混ぜ込んで捏ねるところからスタートするため一番手がかかる制作方法でもあります。
現在手元にある在庫はPlat10とPlat15くらいしかもうありませんが、どちらもおやつ用にはピッタリのサイズなので機会があればぜひお使いいただけると嬉しいです。
2023年5月23日 ucaco
bowl, cup, dish, série habiller