おかえりなさい、美しいキミ👠 | ucacoceramics
11683
post-template-default,single,single-post,postid-11683,single-format-standard,edgt-core-1.0,ajax_fade,page_not_loaded,,hudson-ver-1.3, vertical_menu_with_scroll,smooth_scroll,blog_installed,wpb-js-composer js-comp-ver-5.5.2,vc_responsive
10月 16 2020

おかえりなさい、美しいキミ👠

『おかえりなさい美しい君』

 

もう無理だと思ったくらい劣化していたピンヒールの靴。

もう10年くらいはヒールの靴をほんとに時々しか履かなくなっているのだけども、このパイソンのピンヒールは当時大好きでとにかく靴がかわいそうなくらい履き倒していました。

こんなに高いヒールなのに歩きやすくて安定感があって綺麗な形で(私の幅広の足型のせいで美しさが損なわれているけども。笑)

パイソンだけどもなんとも品の良いこの子が、パンチの強さと繊細さの両方を持っているこの子が大好きで愛おしくてとにかく色んな服装に合わせて長らく愛用していました。

 

ブリーチアウトしたボトムス、ピタピタの細いスキニーパンツ、はたまたクラシカルなワンピース、古着のリーバイス、ミリタリーウェア、本物のワークウェアのツナギをカットオフしたものなど

ほんとになんでも合わせられる万能選手でした。

30代でお気に入りで履いていた靴です。

逗子・葉山の生活になりヒールの靴も革靴も履かなくなり、放置していたら経年劣化でソールが剥がれていました。

マッケイ製法のレディス靴だと仕方ないか・・・と思いながら。

あとはこの辺界隈の湿度や塩っけもあるとは思います。

だけども逗子のお修理屋さん、いつもビックリするくらい綺麗に直してくれます。

今回は全部剥がして色々塗り直してくれたみたいです。

ものすごく造りの良い靴でした。っておじさんに言われ、《あ、やっぱりそうなんだ》って思いました。

履き心地の良さは造りから来てたんだ、と深く納得。

購入当時もそれなりに高額のモノでしたが15年くらい?経ってもかなり復活させてもらえて充分元は取れていそうです。

このお修理屋さんのおじさんの仕事ぶりが毎回すごくて、いつか飲みながら話しを聞きたいそんな風に思ってしまいました。

今回、頼んでいた以外のところも色々とサービスで直してくれてました。

なんていうか…

直す人がそんな風に愛情を込めたくなるなんてやっぱりすごい。

そんなモノを生み出せる人ってすごい。

ちょっと胸が熱くなった【モノへの偏愛】のハナシ。

【物欲】ではなくて【モノへの執着心】が強い私は、こういうおじさんの対応とかにグッと来ます。

きっとおじさんも【モノの声が聞こえる人】なんだよなぁ

やっぱり良いモノを長く。が好き。

この靴を履く機会はまぁそうそうないし、今の流行りはこういうヒール型じゃないし、だけども私は色々な所へ連れて行ってくれたこの靴が今でも好きです。

 

2020年10月16日

Share Post