Lifestyle | ucacoceramics
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7月 22 2024

雪山のお猪口(Sake Cup of snow mountain series)

毎週木曜日の定例販売会でもこちらのお猪口を並べています。器に興味を持って見に来る多くの方が必ず手に取り、「so beautiful」と言ってくださるのがこちらのお猪口です。 長らく作り続けている【雪山】シリーズの器の中でも、過去最高の満足度で出来上がったものです。 轆轤で薄く引き、日本酒が美味しく飲めるよう(口当たりが良くなるよう)にしています。高台にはくびれをつけ、釉薬の流れに力強さが生まれるようになっています。施釉前の高台周りのシェイプはとても華奢に仕上がっており(現品の半分くらいの細さです)、白と黒の釉薬を重ねがけすることで、釉薬の流れと溜まりによる景色の動きや力強さが生まれます。底面ギリギリまで釉薬を施すと、器だけでなく棚板にも損傷が出やすいシリーズですが、とても気に入っている和食器です。(素地の薄さに対して2色の釉薬を重ね掛けするため、通常よりも施釉に時間がかかります。) 和食器の中で最も長く作り続けているシリーズですが、完成品として仕上がる率が極端に少ないため、製品として販売できる数量も非常に限られています。 こちらのお猪口に関しては高価格帯になりますが、同じシリーズでも高台周りに釉薬がここまで流れていない普通の高台形のものは、もう少しお求めやすい価格帯で販売しています。それらは現在、完売中です。(また制作しようと思います。) 以前ほど雪山へ滑りに行きたいという思いが強くなくなってきたため、作る機会も減りました。次の冬こそは久しぶりに滑りに行きたいです。 JAPOWの認知度の高さと昨今の円安で、私が滑りに行っていた頃よりも宿泊費、食費、リフト代のすべてが値上がりしています。(かなり良い環境で滑りに行けた会社員時代でさえ冬貧乏になりがちだったけど)今は費用がかかり過ぎてなかなか滑りに行こうとはなれません。(当時は仕事に直結していたので滑りに行っていたのもあります) ただ、スキーやスノーボードは行って滑り出すと単純に楽しいものです⛷️ 若い頃、LEOクラブのユースキャンプでいろんな国の子たちと一緒にカナダのケロウナで滑ったとき、英語が話せなくても友達ができ、その後ずっと文通したり、それがきっかけとなってワーホリでみんなの地元を訪ねたりしたのがすごく楽しかったです。 最近また、あの頃のような気持ちで海外へ旅に行きたいと思っています。 今は京都に観光に来られた皆さんに器を買ってもらったり、金継ぎレッスンを受けてもらったりして、皆さんが住む街を、まだ体力があるうちに見に行きたい!そう思っています。 以前雪山シリーズの器について書いていたBLOGはこちらからご覧ください。   2024年7月22日 ucacoceramics 優佳子 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― I also display this sake cup at my regular ceramics shop every Thursday. Many people who are interested in pottery come to see them and invariably pick them up, saying, "so beautiful." This sake cup is part of the "Snow Mountain" series, which I have been making for a long time, and it is one of the most satisfying pieces I have ever produced. I throw them thinly on the wheel to enhance the flavor of sake (making it more pleasant to drink). The foot of the cup has a constriction, giving strength to the flowing glaze. The shape around the foot before glazing is very delicate (about half the thickness of the finished product), and by layering white and black glazes, the movement and strength of the scenery are created by the flow and pooling of the glaze. Applying glaze right up to the bottom edge of the cup can cause damage not only to the piece but also to the kiln shelf, but I love this series of Japanese tableware. (Due to the thinness of the base material and the layering of two colors of glaze, the glazing process takes longer than usual.) This is the series I have been making the longest...

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12月 05 2021

射手座新月🌚♐️

2021年12月4日(土) 射手座新月🌚♐️ そして一粒万倍日!! とりあえず久しぶりに宝くじは買ったけど(またもや1枚買い)笑   今日の新月からの種蒔きとして始めるのはブログを書くこと📝 ってずーっと言いつつ継続出来てないですよね😅 書こうと思っているのは自分の器のことについて。     この4年で定番的に作るものがある程度決まってきたので、それぞれのシリーズ毎やアイテム毎について書いて行こうと思います。 何からインスピレーションを受けて作ったのか? それぞれの製作方法を選んだ理由が何か? 製品化に至るまでの過程とかを書いていきます。     欲しいモノを作ろうと思う時、物理的な面で出来ないことも沢山ありました。 今は大きな工房をお借りしているのでラッキーなことに物理的な面がクリアされて来ました。 そんなことも書いて行こうと思います。 裏側見せちゃうの?ってよく言われるのですが…     私はいつも偶然と必然の両方を感じていて、《流れに乗ってみたらこうなった》ということがとにかく多いのです。   全く考えていなかったけど、誰かのちょっとしたひと言や自身のライフスタイルの変化、食の変化がキッカケになってそこから想像を膨らませて行ったら結果的に定番になった。というものも数多くあります。   今、定番として作っている器たちにはそれぞれに対して自分の思いがあります。   《和食器と洋食器では違う人が作っているみたい!》と驚かれたりすることも沢山あるのですが、私的にはどっちもめちゃくちゃ《私っぽい器》です。   雪山シリーズの和食器感とおめかしシリーズの洋食器感は一見すると対極的に見えます。   ですが、私のことを知る人ならばスキーが好きで雪山を見てワクワクしてしまう私も、ラフだけれど少しだけおめかしをしたくなる私も想像出来ちゃうから同じ人が作ってるな!とわかってくれたりします。     人間って多面体だと思っています。   根本的には一緒なんだけど。(飲み食いが好きだから器を作ってる)   角度が変わると見え方が変わる。   その一面ずつを紹介して行こうと思います。   そんな風に思ったのは、この半年、ワークショップや販売会などでお会いした皆様とお話をしている中で色んなことが固まって来たからです。     皆さんに聞かれてご説明させていただいたことなんかをお会い出来ない方にも知ってもらいたいな…と思う気持ちが高まって来たことがキッカケで、来年には紙のカタログを作りたいと思っています。   そこでucacoceramicsを知ってもらえたらな。と。 その時のベースになるものとして、商品に対する製作の背景なんかをブログに書いて行こうと決めました!     ブログに書いたら紙のカタログいらないよね?ってのもわかります。   この辺りのことを書くとまた更に長くなってしまうので端折りますが…   元々から紙のカタログにまとめたいとは思っていました。   ただ、やりたいことが明確になって自分なりにストンと落ちないうちは手をつけない!と決めていたので着手せずにいました。   ブログを再開させようと思いつつ、全然出来て無かったので、カタログ作りの為の土台だから!と思えばしばらくは続けられるかな? 目標は新月や満月のタイミングでの更新!(2週間ごとだし!) それならば忘れないでいられる??   載せたいシリーズのことをバラバラと書いていくことになると思います。   カタログにまとめる時にはそれぞれのストーリーがどうやってつながっていったか?をわかる様にしたいなぁ。(大変そうだな😅) 写真は昔、カタログ作りの時の下書きをする時に使っていたノートです あの頃はPC主体の会社だったのに手書きスタートしてました😅 私はやっぱりアイデア出しの時は手書きが好きです。 手書きの方がPCで貼り付けたものより自分の頭の中に落とし込めて行くから… って、今はPCを持っていないからだけど😅 iPadとApple Pencilもあるけど、結局iPhoneばっかり使ってます😅 あ、新月の日過ぎちゃった😅...

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8月 29 2021

LUMINEさんのYouTubeとWEB記事で掲載いただきました。

株式会社ルミネが運営するライフスタイルコンテンツであるLUMINE MAGAZINEにてインタビューをしていただきました。 ルミネさんが掲げる社訓?キャッチコピー? 〜わたしらしくをあたらしく〜 すごく素敵ですよね。 そんなLUMINEさんのライフスタイルコンテンツに登場させていただくなんてなんだかすごく嬉しいです… インタビュー当日はとても暑くて、冷房の無い工房で汗を手ぬぐいで拭いながら行いました。 周りの人達から【自分の写真や動画を撮った方が良い】と言われることがこのところすごく増えて来ていて、たまに撮る様にはなったものの昔から写真なんかが苦手でカメラを向けられると右手と右足が一緒に出ちゃう様なタイプの人間です(苦笑) 知らぬ間に撮られてるくらいの方が後から見た時に違和感が無いことが多い気がします。。。 ここ数年で言うならば、ろくろを回して集中している時に、気付かないうちに撮られてるくらいの感じがなんとなく自分らしくて気に入っていたりします。。 動画なんかは不慣れではあるものの、今回インタビュアーの方がとても穏やかな空気感だったこともあり、比較的リラックスしてお話出来たかと思います。 とはいえ、話す時の自分の落ち着きのない手のバタバタをもう少しおさえたいな、と思ったり髪の毛いい加減どうにかしたいなぁ… 二の腕マッサージしなきゃ、とか顎のラインどうにかせねば…と思ったり。笑 動画チェックをした日の夜からお風呂で顔をマッサージし始めました。笑 毎日は出来てないけど… こうやってインタビューをしていただくことは定期的に自分を振り返ったり、今後の目標をイメージして行く時に、いつもとても良いキッカケになります。 日々は大きな変化は無い様に感じがちなのだけれど、気付くとこの数年でものすごくたくさんのことが変わりました。 毎日の積み重ねが今につながっていて、鈍臭い動きをたくさんしながらも、その過程も自分なりに楽しんで来ました。 これからも楽しんでいられる様に、器を選んでくださる皆さま、ワークショップやレッスンを受けてくださる皆さまにも笑顔になってもらえる様な活動を続けて行きたいです。 やっぱり器は笑顔の食卓とセットで使っていただけることが私にとってすごく幸せです。 少しでも知ってくださる方が増えて興味を持ってもらえると嬉しいです。 少しずつ前へ進んで行きたいと思います!   2021年8月29日  ...

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7月 25 2021

新しい場所にて

先週末は群馬県前橋市の中心街に新しく出来たgallery around the table様にて開催いただいた展示販売会の最終日にモダン金継ぎのワークショップとイベント在廊を兼ねて行ってきました。 とても素敵な空間でゆったりと展示していただきすごく嬉しかったです。 群馬県の街中へ来たのは初めて?だったのだけど、会場近くに着いた時、【なんかココ来たことある?】って思う様な懐かしい感じがしました。 きっと、アウトドアブランド勤務時代に各地方都市へ車で出張に行っていた際に見た街並みと被る様な雰囲気だったからかと思います。 当時から、地方都市が再生されて行く雰囲気には魅了されていましたし、私に良くしてくださる各地の皆さんはそういったことにも詳しくて色々な穴場を教えてくださいました。 東京には無い良さを感じることが出来る貴重な時間です。 今回も例外では無く期待以上で群馬県がとても好きになりました。 展示販売会に来てくださる皆さまがステキな方ばかりだったのもめちゃくちゃ嬉しくて、ギャラリーオープンの第一回目にお声掛けいただいたのもとても感慨深く思っています。 ギャラリーも、私も認知度のないところからこの短期間でここまでにされた関係者の皆様のパワーには脱帽です。。 露出もたくさんしていただいたり、口コミもしていただいたり、たくさん接客もしていただいてたくさん売っていただいて、感無量です。 関わってくださった皆さんの愛を感じて軽く泣きそうにもなりました… というかちょっとうるうるしてました。 実際に来てくださった皆さまに直接うつわに対する自分の思いをお伝え出来たこともとても嬉しかったです。。。 群馬県がめちゃくちゃ好きになりました😊 私はうつわの形状も、ワークショップやレッスンなどの形態も【自由度】を高めに設定していて、参加者の方、ご購入くださる方の個性を出来るだけ尊重できるようにしています。 定型化した方が効率的だとは思うのだけど、【選択の自由さ】や【創造する楽しさ】【枠から出て見る感覚】【余白】みたいなものを大事にしたいからフリーダムスタイルでワークショップをすることが多いです。 よく【日本人はキマリがある方がやり易いよ】というアドバイスも色々な方からいただきます。 いつかはそういった【定型】をうまく取り入れることも増やして行かないとな…とは思いますが定型を作るにしても【自由度の高い定型】に出来たら良いなぁ…とは思います。 価値観の押し付けになってしまっては意味がないけれど、出来れば皆さんの感性を存分に表現してもらいたい、その可能性を出来る限りカタチにするお手伝いをしたい。 そこから私も刺激を受けさせて貰いたい。そんな風に思っています。 初めましての皆さまへのワークショップは毎回学ぶことが多くてとても刺激を受けます。 7月は2週にわたって鎌倉、群馬でモダン金継ぎのワークショップをさせてもらえたことはとても良い気付きになりました😊 年齢層の幅も広く何グループかの方を一緒にレッスンする時、しかもフリースタイルレッスンなのでそれなりにイレギュラーだらけなので毎回が学びの連続です。 1日2回レッスンを入れると運転も含めると驚くほどヘトヘトになることにも今回気付きました😅 それでも、レッスン中は刺激的で楽しくて夢中になっているので自分が疲れていることにも気づかなかったりします。 2週連続で計4回、ギュっと詰まったワークショップ開催で、自分の中でも新しい可能性が広がりました。 足りない部分をガラスの装飾でRE-designして修繕した自身の器は、思った以上に皆さまの反応が良くて新たな価値観の創作に繋がりました。 修繕以外にも、なんとなく買ってしまったけれど捨てるのもなんだかなぁ…という器に装飾を施してupcycleしていくこともコレからはもっと積極的にご提案していきたいと思いました。 【金継ぎレッスンに参加したいからわざと器を割る】というお声を聞くと私はなんだか少し心が痛みます。 それだと金継ぎの良さが…本末転倒…って思ってしまって。。。 だけど、不要になってあまり使っていないうつわってきっと皆さん何かしらおもちだったりもするだろうから、そういった器にデザインを施すということでワークショップにご参加してもらうのも良いかもしれない。と思いました。 私が今行っているモダン金継ぎのワークショップは一度ご参加頂ければあとはご自宅で簡単に再現出来る様なレッスン内容になっています。 修繕方法もレッスン中にお伝えするので、その日はお修理する器がなく装飾のみでも、いつか割れたり欠けた時の対応として知っておいていただく機会には出来るかと思いました。 材料を使い慣れておくというのがどんなことでもポイントになると思うので😊 今後は空き瓶などへの装飾も含めたupcycleもご提案したいと思います。 漆を使った本金継ぎもまた自身では再開させたいと思っています。 どちらの金継ぎもやってみて、それぞれの良さを知りその時の自分の生活スタイル、時間の使い方に合わせて取り入れて行きたいと思う様になりました。 最初(と言ってもたったの4年前)は本漆での金継ぎにしか興味がない!と言っていたのに。笑 漆かぶれをして本漆を使えなくなったことで始めたモダン金継ぎでは気軽さや自由度が広がって自分の考え方も変化しました。 陶芸は14年?15年目?となってもまだまだ学ぶことが多くて最近は作業工程のひとつからの学びというよりは全体像を通して気づくことが増えてきました。 金継ぎはまだ初めて4年ちょっとなので新しいコトを試してみるたびに気付きを得ます。 ひとりで製作に没頭する時間もすごく大切で心地よいけれど、ワークショップを通して気づくこと、学ぶことは私にとってはいつも大きな一歩になっている気がします。 2018年から色々なところでワークショップを開催させてもらいながら、こうやって今もちょこちょことお声がけ頂けて、この様な場を与えていただけるのは本当にありがたいと思っています。 今月のワークショップ中に多くの方と接した中で、新しい製作のイメージやコンセプトがまとまって来たことも自分にとってとても大きな出来事です。 【インプットとアウトプット】【静と動】【陰と陽】の様に相反するコトガラは常に表裏一体だとここ最近感じる機会がまた増えています。 今回得たコトを自分なりにカタチにしていける様、今年の下半期も精進したいと思います。 皆さまありがとうございました。 ...

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10月 18 2020

来月の酉の日

会社に勤めていた頃は仕事が全然終わってない😭と焦っていて熊手を買いに行くのが億劫な時もありました。 だけど自営でやり出してからはまだイマイチ決まりは作りきれてはいないけど毎年熊手を買っています。 2017年はまだ会社に勤めてはいたけど仕事を辞めることが決まっていたので、たまたま逗子駅前に出ていた露店で売られていた一番小さな3000円くらいの熊手を買いました。 屋号を入れてもらう時、とても恥ずかしくて《誰にも会いません様に》と思いながら買ったのを覚えています。笑 2018年も駅前に出ていた方から同じく3000円の熊手を買いました。 昨年は神奈川県内の有名なところを調べて行ってみました。 その活気ある風景に圧倒されながらもワクワクし、そして少しだけ大きくしようと5000円の熊手を買いました。 早稲田の穴八幡宮にもフリーランスになったばかりだという旧友を誘って商売繁盛のお札を買いに行きました。 その甲斐あってか? 今年の春に @zuhka.store さんでのお取り扱いが始まり、コツコツと定期的に販売していただける様になりとても嬉しく感じていました。 なによりも自分のお店を持っていない私にとって、地域の皆さんにいつでも見ていただける場所が出来たことはとてもありがたいことです☺️ それだけでなく、今までインスタでチェックされていたという仕入れ先の皆様も駅から近く便利なzuhkaさんに見に行ってくださったりして、実際に器をご覧くださりお問い合わせいただける様になり、少しずつお取引が増えて来ています。 実際にお客様へ提供してくださるだけでなく、ハブ的な場所としても担っていただいている… すごくすごくありがたいです。 そんなことを先日納品で伺った際にお伝えしたらオーナーのちあきさんも一緒になって喜んでくださいました。 『すごく嬉しい。』とウルウルしてくださったのを見て、私は本当に良い人たちに囲まれているのだと実感していました。 今年は更に奮発して10000円の熊手にしたいと思います。 2021年も素敵なお取引先様でお取り扱いしていただけるのを夢見て💪...

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10月 16 2020

おかえりなさい、美しいキミ👠

『おかえりなさい美しい君』   もう無理だと思ったくらい劣化していたピンヒールの靴。 もう10年くらいはヒールの靴をほんとに時々しか履かなくなっているのだけども、このパイソンのピンヒールは当時大好きでとにかく靴がかわいそうなくらい履き倒していました。 こんなに高いヒールなのに歩きやすくて安定感があって綺麗な形で(私の幅広の足型のせいで美しさが損なわれているけども。笑) パイソンだけどもなんとも品の良いこの子が、パンチの強さと繊細さの両方を持っているこの子が大好きで愛おしくてとにかく色んな服装に合わせて長らく愛用していました。   ブリーチアウトしたボトムス、ピタピタの細いスキニーパンツ、はたまたクラシカルなワンピース、古着のリーバイス、ミリタリーウェア、本物のワークウェアのツナギをカットオフしたものなど… ほんとになんでも合わせられる万能選手でした。 30代でお気に入りで履いていた靴です。 逗子・葉山の生活になりヒールの靴も革靴も履かなくなり、放置していたら経年劣化でソールが剥がれていました。 マッケイ製法のレディス靴だと仕方ないか・・・と思いながら。 あとはこの辺界隈の湿度や塩っけもあるとは思います。 だけども逗子のお修理屋さん、いつもビックリするくらい綺麗に直してくれます。 今回は全部剥がして色々塗り直してくれたみたいです。 ものすごく造りの良い靴でした。っておじさんに言われ、《あ、やっぱりそうなんだ…》って思いました。 履き心地の良さは造りから来てたんだ、と深く納得。 購入当時もそれなりに高額のモノでしたが15年くらい?経ってもかなり復活させてもらえて充分元は取れていそうです。 このお修理屋さんのおじさんの仕事ぶりが毎回すごくて、いつか飲みながら話しを聞きたい…そんな風に思ってしまいました。 今回、頼んでいた以外のところも色々とサービスで直してくれてました。 なんていうか… 直す人がそんな風に愛情を込めたくなるなんてやっぱりすごい。 そんなモノを生み出せる人ってすごい。 ちょっと胸が熱くなった【モノへの偏愛】のハナシ。 【物欲】ではなくて【モノへの執着心】が強い私は、こういうおじさんの対応とかにグッと来ます。 きっとおじさんも【モノの声が聞こえる人】なんだよなぁ… やっぱり良いモノを長く。が好き。 この靴を履く機会はまぁそうそうないし、今の流行りはこういうヒール型じゃないし、だけども私は色々な所へ連れて行ってくれたこの靴が今でも好きです。   2020年10月16日...

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10月 14 2020

私的、世界最強のパワーウーマン

わぁ!行きたい!って思ってネット記事を読んでいたらパリでした。 せめて東京なら行きたいと思ったのに残念です。 ここ数ヶ月、本棚から訴えかけて来ていたのはココ・シャネルの本たち。 来週あたりから久しぶりに読み直そうと思います。 私的にはこの人が世界最強のパワーウーマンです。 【スタイリッシュ】という言葉はなぜだか苦手ですが【スタイルがある】という言い回しがものすごく好きです。 きっと20代でひどく感銘を受けたココが作り出した【スタイル】(ファッションではなくスタイル)への強い憧れなのだと思います。 乗馬を嗜みとてもアクティブだった女性だからこそ、うみだしていった彼女のコレクションの数々。 現代女性の多くが心打たれるであろう信念を持つ女性だと思います。 強くて美しく、そして聡明。 世界一エレガンスを兼ね備えた女性。(私的には) 少し寂しい人生だなぁと30代で本を読んだ時は思いましたが… 40代になった今読むとどう思うのだろう? そんなことを思いながら読み進めたいと思っています。 今では当たり前の事の様になっているファッションの多くの【コトガラ】の背景には【0を1に換えた】もしくは【発想の転換】をして当時の常識を覆して行った彼女の力強さがあると思ってしまいます。 早く読みたいです。   先日SNSにUPしていた星の王子様🤴は読み直して思いました。 私、王子様と同じだ… 一度気になった事は納得いくまで何度も何度も返答が返ってくるまで質問し続けるなぁ😅 (子供の頃からで、それを母が面倒臭がっていました。適当な返事が出来ない…と😅) 私はボアが帽子に見えてしまう大人にはなっていない様です。笑 安心もしますが生き辛いのかもしれないです。 ただ、時代は変わる。 これからやってくる風の時代においては、きっと今まで息苦しさを感じて来た人(私みたいな)にとってはモノゴトがスムーズに進むことも増えていくはず! その為に不要な鎧を脱ぎ捨てて行く覚悟も必要だとは思うけれど。   今週末は新月🌚 2021年を良き年にする為の準備期間が始まる。そんな風に思っています。   2020年10月14日...

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8月 27 2020

新しいスタート地点へ

9月から新しく借りることになった新しい工房。 もうかなり前から現在の小さな作業部屋では限界を感じていて、広い工房を探していました。 家ごと引っ越すことも検討したり、古民家を買うことを考えてみたり、ガス、水道、電気だけ通っている土地を買ってトレーラーハウスを入れられないか?と考えてみたり、とにかく色々な事を考えたり調べてみたり、実際に見に行った物件もあったり… だけどずっとフィットする物件が見つからず… 葉山で物件を探す事を諦めた時、鵠沼の友人から声をかけてもらい活動拠点を変える事を考え始めました。 ホントにやっていけるのかな?と不安は募っていたけれど、やれるところまではやりきろう。後悔のない様に…。と腹を括り、鵠沼に新しい工房を建てる流れで動き出そうとしたタイミングで今回お借りすることになった居抜きで使わせてもらえる工房を紹介していただきました。 ホントにすごい流れだったと思います… そこは以前も陶芸家の方が使っていらしただけあって、大きな窯が2台、大きな土練機も、タタラ機も、ろくろもそれぞれ一台ずつあります。 作業台なんかも揃っています。 そのまま使える環境で、しかも鵠沼。 葉山からも車で20分弱と通い易く(夏は渋滞もありますが)少し現状の生活リズムに変化が必要だと感じ始めていた私にとって【通勤する】というスタイルはメリハリも付いてすごく良いとも思いました。 初めて工房の見学へ行かせていただき、敷地内に入った瞬間に、私はきっとココに制作活動の拠点を移しているに違いない!ココが良い!!と強く思いました。(笑) そのくらい【気】の良さを感じた場所です。 制作活動拠点を鵠沼へ移すのと同タイミングで、私の陶芸生活のスタートを切ったWEL'Lでの定例レッスンが一旦終了となります。(器は継続してお取り扱いいただいています。)   かなえさんのブログでも書いてもらっている様に単発でのgrow own(ワークショップ)などはこれからもやらせてもらいたいと思っています。 https://wel-l.com/august2020/ WEL'Lだと、何か新しいコトを始めてみたい時、試しにやってみたいなぁと思う時、とてもお願いしやすかったです。 何故だろう。 かなえさんとは不思議なタイミングで出会い、沢山助けてもらい、色んな話もして来ているから定例レッスンが無くなっても縁が無くなる感覚はゼロで、むしろ今後の私たちがそれぞれに歩んで行く新しいスタート地点に立ったことをとても嬉しく思っています。 私の陶芸生活のスタート地点はやっぱり葉山で、WEL'Lなんです。 私がまだ何者でもなく(今もまだ何者でもないのだけどww)誰にも知られていない時から器を扱ってくれたかなえさん。 【自分のモノサシで選んでくれた人】です。 何事においてもちゃんと自分のモノサシを持っている人が老若男女問わず私は好きです。 かなえさんには多くを与えてもらいました。 楽しい時間をたくさん過ごしました。 これからの話もたくさんしました。 「暇だね。笑」とか言いながらおしゃべりしているだけの日もありましたが、あの時間は私にとって有意義だったし、迷った時、悩んだ時に話して楽になったことがたくさんありました。 かなえさんがブログを書きながら泣いてる。ってインスタストーリーズに上げていたように、私も色々懐かしんでいたら熱い涙がこみあげて来ました。笑 WEL'Lにはかなえさんのセレクトする【店主の気まぐれワイン】を飲みに遊びに行ったり、ワインを飲みながら出来る様なgrow own(ワークショップ)で今後も楽しい時間を共にしたいと思っています!! いつも新しい挑戦をする時に「うちで練習してみてもらって良いですよ!」と言ってもらえる事がすごく気楽で、かなえさんのあの懐の広い感じが好きで、私はたくさん甘えさせてもらいました。 たくさんの実験的なコトをさせてもらったWEL'L。 私の陶芸人生の0スタート地点です。 「ゆかこさんはもっと活躍の場を広げて行くべき人だから!」といつも言って応援してくれていたかなえさん。 私に新しい仕事が入ると必ず喜んでくれた。 最初から言ってくれてたよなぁ。 「WEL'Lから巣立って行くゆかこさんを今から既にイメージ出来てる」とか。笑 私は1人じゃ無い。 WEL'Lはそう思わせてくれる私にとって大切な場所です。 先日の一旦最後だったレッスンもすごく楽しかったです。 たくさんのありがとうをWEL'Lで関わってくれたみんなへ残したくなってブログを書きました。 新しいスタート地点にようやく立ちます。 これからもワクワクする方へ。 心が動くところへ、自分自身の第六感を信じて、誠意を持ってこれからも進んで行きたいです。   =============== 2023年10月10日(火)加筆 ・2022年からどうしていくか迷いながらも何度もテコ入れしながらも苦戦して来ました。 細くとも長く、器を扱ってきてもらったWEL’Lでの取り扱いも今までの様にどんどん作ることが出来ないのでやめさせてもらう話をしに行きました。 色々話していたら、帰るときに余っていると言ってお米と手作りみそを持たせてくれました。(実家?っていうありがたさ) 報告できるようになった時にまた話しに来ます。と言ってWEL'Lを後にし、まだお店に行けていません。 やっと自分なりの覚悟が決まったので話に行けます。今月、葉山を離れる前にかなえさんには会いに行こうと思っています。 私の陶芸業LIFEの0スタート地点へ。   今はどこだろう?21章目であってほしい気持ちは山やまだけど、たぶんまだやっとX章目かな。 葉山のベースを離れることで、自分の[運命の輪]を動かそうと思います。    ...

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8月 03 2020

りんご箱とりんご籠

  気付くとうちでは器の在庫を置く棚がりんご箱だったり、納品の時に使う搬出入の箱代わりがりんご籠だったりします。 たまたまなのだけど良いなぁと思って買ったものが昔のりんご籠(確か蓋付きの方はヨーロッパで蓋無しの方はアメリカだった気がします)で、少量の納品なんかの時にはちょうど良くてりんご籠を使っていました。 器の仕事を始めてから在庫棚にと思ってかったのもたまたまりんご箱でした。 りんご箱は日本のもので、実際にりんご農家さんが使われていたものなので届いた時にりんごの香りがして幸せな気分にもなれました。笑 気付いたら器の周りの道具というか保管関連がほぼりんご絡みになっていてなにか意味でもあるのかなぁ?なんておもっています。笑 いつかりんご農家さんにも行ってみたいです。 B品やら試作品を置いていたりんご箱はこの4日間のアウトレットセールで皆さまにたくさん引き取っていただきスペースが出来ました。 これから本焼きあがりの器をココに並べて行けます。 来月辺りからはシェア工房をお借りして作陶出来る様になるので(予定は未定ですが)やっと念願の30センチ強のメイン皿を作ることが出来ます!! すごく嬉しいです! うちではホームパーティーの時にはよくスタッフドチキンを焼くので、その丸鷄さんを乗せられる大きなお皿も欲しかったからすごく楽しみです。...

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7月 09 2020

arikoさんのレシピ本

  光文社から創刊されている雑誌HERSの人気連載【arikoの今晩なに作る?】が2年の時を経て106品のレシピ本【ありこんだて】として2020年6月10日に第1刷を発行されたそうです☺️ スタイリングをご担当されているYUKOさん(+y design)から本をいただきました。 以前、盛り付けで私の器を使っていただいた時のページも載っていて嬉しくなりました☺️ 料理本を見てお料理を作る機会はかなり少ないのですが、料理本自体はすごく好きです。 美味しそうなお料理や彩鮮やかな食材と器の組み合わせを眺めていると幸せな気持ちになります。 野菜って綺麗で可愛いなぁと思うことが多くて、調理されて器に盛り付けられた姿も好きだったりします。 なのでお料理本はすごく好きです!    使っていただいた器は今でも作っている雪景色の様な黒と白の流れる釉薬の小鉢。   続いて、碗皿に呉須で手描きの模様を入れたもの(こちらは自宅用に作っていたものです)   そしてもうひとつ、ドライカレーを盛り付けたくて夏っぽい雰囲気でお花の様なモチーフを下絵で手描きした碗皿   こちらも随分昔に自宅用に作った物です! 定番品の製作が落ち着いたら、食卓の差しになる様な私らしい面白い器もまた作りたいです。 YUKOさんとカーシャにも久しぶりに会えてとっても楽しかったです! ありがとうございました。    ...

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