ucaco | ucacoceramics
1
archive,author,author-ucaco,author-1,edgt-core-1.0,ajax_fade,page_not_loaded,,hudson-ver-1.3, vertical_menu_with_scroll,smooth_scroll,blog_installed,wpb-js-composer js-comp-ver-5.5.2,vc_responsive
9月 27 2023

器の受注に関してのお知らせ

==================== 受注販売を3つのパターンに分けてみる ==================== 長きにわたり試行錯誤して来ましたが、やっと販売方法が定まってきました。 と言いつつも、また途中で変更するかもしれないです。 (やっぱり、これも違うと思ったらまた別の方法に変えると思います)   これはいつものことで、『ユカコ、また言っていることが変わった』とか思われるかもしれないけれど、そういう意見を気にしすぎて振り回されていると軌道修正が遅くなって余計にこじらせてしまうので、仕方ないかと思っています。(ただでさえ陶芸は結果が出るまでに時間がかかるし、ここにたどり着くまでにも滅茶苦茶時間がかかっているので)   現在庫を細々と販売するのは変わらず続けますが、3つの価格設定で販売したいと思います。 その種類は下記の3つ。   ①VIP販売価格¥70,000+TAX=¥77,000 ・オーダー可能点数:1点~13点(下記参照) ❶PLAT20(直径20㎝弱のトーストが乗るサイズ)=1枚~最大7枚 ❷PLAT15(直径15㎝弱のケーキ皿サイズ)+PLAT10(ボンボンショコラが3つほどの小皿サイズ)=各1枚~最大7枚 ❸PLAT OVAL(カップを乗せた横にクッキーやボンボンショコラが乗せられる楕円皿)=1枚~最大13枚 ❹TASSE(小ぶりなフリーカップ)=5脚まで ❺MUG類(取っ手付きのカップ類)=5脚まで   ②商品として一般の方へ向けて販売していく通常価格。 こちらはオンラインショップの価格、先日からリピーター様へお送りし始めた商品一覧に記載しているものとなります。 ALL ITEM | ucacoceramics (thebase.in) 今までと変わらずの販売価格と方法ですが、これが出来るのは①と③が入ればこそとなります。 ①が入ることで焼き損じを見越した予備として制作した中で綺麗に焼けたものをオンラインショップに販売いたします。     ③ラグジュアリー販売価格 ucacoceramicsの1点もの和食器 【雪山を彷彿させる天目の器】 ¥250,000+TAX=(¥275,000) ❶碗皿1点 ❷ミニ片口1点+お猪口2点 ❸抹茶碗1点   ◎1と3に関しては1窯分(20㎝×20㎝×20㎝)のサイズ内で制作できるものの受注をお受けいたします。(焼き損じを見越した余裕のある数量で設定しています) ③に関しては物理的な面で制作の可否がございますが、欲しいアイテムやおおよそのサイズ感など、ご要望をいくつか挙げていただき制作にあたらせていただきます。     ①や③をお選びいただける方は受注希望内容を下記からお選びいただければと思います。 (Ⅰ)メールにてご希望をお伝えいただきやりとりする(少しお手間を取らせてしまうかと思いますが、確認などで何度かのメールのやり取りが発生してしまいます) (Ⅱ)ZOOMやLINE電話などでご依頼いただき話しながら決めていく(動画などでしたらサイズ感や色味などを共有しやすいです)   =============================== ①や③で受注が入ることで、②の販売価格が実現します ==============================- これで器の制作が再開できれば、やっと私自身も正しく利益を得られます。 好きで続けてきた陶芸を変わらずに好きで居続けられ、数少ないかもしれないけれど私の器をコツコツと集めてくださっていたリピーター様の手元へも無理しすぎない価格で器を届けることができます。   今後の課題としては、①と③のVIP販売やラグジュアリー販売の意味が理解され、②を購入した方が①や③で購入くださる方への感謝の気持ちをもって下さるucacoceramicsのブランドコミュニティ作りが当面掲げていく目標となります。   器を購入くださっている方の中でこのブログを読んでくれている人はとても少ないだろうけど、出来れば②で買いたいとお声をくださる方に、とても理解していただきたい内容なのです。   私自身がここに気づくまでに沢山の失敗を重ねて来て、楽しいことも悔しいこともたくさん経験してきました。 そのたびにこれじゃだめだ!と何度も何度も方法を変えながらやってきています。   ============================== 何故このような販売方法を試してみるのか? ==============================   世の中に優しい人が多いってことを実感出来たらいいな、そう思って今回の販売方法の挑戦を決めました。 諦めそうになっていた時、VOICY放送で知ったビジネス本販売のニュース。 内容もわからないまま題名だけで心惹かれて購入予約をすぐにした本があります。   それが、今年読んだ本の中で一番私の心を動かした〈西野亮廣氏著の【夢と金】〉です。 その本から学び、自身の器のブランド化を強化しながらも既存の顧客様にも満足していただける方法として自分なりに一生懸命考えました。   そしてこの販売戦略をやっと立てました。 これから先は①や③を理解してくださる方に応援したいと思ってもらえるような自分になれるよう諦めず挑戦を続けていく事だと思っています。   =============================== 開業からの6年間で挑戦し失敗もしてきたこと =============================== 陶芸に色々と注ぎ込みすぎて諸々が回らなくなってしまい、長い年月がかかりながらも少しずつ軌道修正して来ました。 この6年でやってきたことはザックリとですが下記となります。   ①3か月ほどで600~800個の器を一人で作って卸した時期。 ・自身の手で作りきれる限界を知る勉強になりました。ヘトヘトで意識がもうろうとしていました。 ②買い取り卸ではなく、委託販売に変更した時期。 ・1回のイベントでの制作数量は100~150個に減らすことが出来て、利幅も上がりましたが実売の当たり外れが生じ、手売りできないと在庫過多になり消化に苦戦しました。 ③在庫過多のリスクを減らすため、個店さんでの継続卸のみに戻した時期。 ・単純に売り上げが落ちてとても厳しくなりました。 ④1~3を全てやめて自身のオンラインショップでの販売のみと、ご縁があった販売イベントの出店のみに絞った時期。 ・販売量が激減。在庫欠品中商品への要望は頂くものの、物理的な事情で製作できない期間が続き売り上げが減る一方となりました。   ❺ここからが新しい取り組みです。 冒頭で記した3パターンの販売価格設定にする。 うまくいかないかもしれない。 それでもどうにか建て直せたらと思っています。 これからの新たな挑戦です。   =============================== 11月上旬に居住のベースを葉山から地元の京都へ移す。 =============================== ギリギリまで葉山ベースで頑張ってきましたが、やはりランニングコストをおさえたくて家賃や光熱費負担を軽くするために京都へ帰ることにしました。   先日、一時帰省して荷物を置く場所の確認などをしてきました。 現在、物置小屋があるスペースを借りて小さな商いをする予定です。 物置小屋は多少ぼろなので整地して新たな小屋を建て直します。   作陶のベースはしばらくの間、現在お借りしている鵠沼の工房に残したままを予定しています。   月に1度(数日間)都内での金継ぎレッスンがあるので、その前後1週間ほどを都内、湘南界隈での活動の日とし、金継ぎレッスンや自身の作陶、可能であれば陶芸の体験レッスンもお受けする予定です。   陶芸のレッスンに関しては、自身の制作時間との兼ね合いもあるため色々と進めていきながら要検討といったところです。   現状はこのようなところです。   2023年10月3日 ucaco          ...

Share Post
Read More
8月 03 2023

初めて陶器の像を作った

今年の3月末、私にとっても心友であるラナが他界した。 ラナというのは前職で知り合ったアウトドアライター、ホーボー潤さんが長年連れ添った相棒のボーダーコリーのこと。   私はラナとそんなにたくさんの時間を過ごしたわけではないけれど、1度だけマンツーマンで5日間ラナのお世話をする機会があった。 まだ、会社勤めをしていて、毎日逗子から目黒区まで片道1時間半の通勤をしていた頃だった。     いつも残業をするのが当たり前になっていた私だったけれど、この奇跡の5日間はラナのお散歩、トイレ、ごはんの事が気がかりで定時ピッタリで会社を出て走って帰宅していた。 (走ってというか、もしかしたら嬉しくてスキップしていたかもしれない。) ラナはとてもお利巧さんで、そしてとにかくベッピンさんで可愛くてかわいくて仕方がなかった。     あの時ラナと過ごした5日間はとにかく楽しくて、嬉しくて、幸せな時間だった。 私にとっては、とてもキラキラした思い出になっている。   朝、勤務前に葉山の海辺を散歩していると、ラナは棒っきれを咥えて私の足元にすり寄って来た。 満面の笑みで私を見上げている。 ボーダーコリーは頭もいいし、運動量も多い。 その棒っきれをリードを最大距離まで伸ばしても届くギリギリまで遠くに投げる。 ラナが走って取りに行き、それを咥えてダッシュで戻ってくる。何度も何度もそれを繰り返して遊んでいた。 まだまだラナと遊んでいたい気持ちはやまやまだったけれど、電車の時間が近づいているため、急いで帰宅し、会社へ行く。という数日間を過ごした。   会社にいても夕方5時ごろにはそわそわしていた。 ラナはちゃんとトイレはしたかな?お腹すかせていないかな?そんなことが気になって仕方なかった。 ちょっと過保護だったかもしれない。笑     2日目くらいからは私が寝袋で寝ている間もその隣に来たり、上に乗っかってきたりしてとにかく仲良く過ごした。 元々ラナの事は可愛いと思っていたけれど、あの5日間でとにかくラナへの愛おしさが強まった。   5日間のラナとの楽しい日々を終えて潤さんたちが戻ってきて、私は嘘みたいにあっけなく日常生活へと戻った。     その数日後、潤さんから言われた。 「お前、めちゃくちゃラナを甘やかしただろ?!お前に預けた後、ラナがやたらと甘えてくるようになったぞ!」と。   その時は「え?ほんとですか?結構厳しくしたと思うのに。すみません」なんて言っていたのだけど、今はそれでよかったのかも?と思っている。   ラナはきっと、ホントは潤さんに甘えたかったのではないかな? だけど、我慢していたのではないかな? そんな風に思う。     前職を辞め、がん治療などをしていたり、開業したりと私も慌ただしかったのもあって以前の様にアウトドア時代の友人たちと遊びに行く機会はここのところめっきり減っていた。   だけど、ふとした拍子にラナの事は思い出していた。 海辺でボーダーコリーを見かけると、ラナはどうしているかな?と。     1度だけ、夢にラナが出て来て、気がかりで潤さんにラナの様子をうかがう連絡をしたことがある。 その夢の中でラナは何かを訴えるような泣き方をしていて、ものすごい勢いで私に飛びついてきていて、心配になった私はラナに「ラナ、どうしたの?何があったの?」と必死になって呼び掛けている。という内容だった。   この時期、すごく鮮明なカラーの夢をよく見ていて、現実と夢の境があやふやになっていた頃だったからすごく気になった。   気になって、朝起きた時に潤さんのツイッターを見てみた。 何かあればきっとつぶやいているに違いない!と思って。 だけどラナの事については何もつぶやいていなかった。だけどやっぱりすごくラナの事が気になって1年以上ぶりで潤さんに連絡した。 それが2021年の秋ごろの事。     今年、ラナが旅立つ直前、共通の知人から連絡があった。 ラナの容体が良くなくて、潤さんも元気がない。と。 翌朝、自転車でラナに会いに行った。 この頃、私は今までの中でもMAXで貧しいタイミングで1000円ですらとても大金で、凄く苦しい時期だった。 手土産を買う余裕は勿論なく、家の中を見渡して考えた挙句、その時家の中にあった一番高価な頂き物のおいしいコーヒーを3名分握りしめて潤さんの家へ向かった。 (牛乳すら買えなくて粉ミルクを代用していたタイミングだった)     その日はお天気が良くてラナはお日様に暖かく包まれるように穏やかに眠っていた。 潤さんは少し疲れて見えた。 ラナに長らく会えていなかったから、私は眠っているラナをずっとそっと撫でていた。   一緒に葉山の海で泳いだこと、いろんな雪山に一緒に行ったこと、ラナを連れて葉山のお洒落カフェでセレブごっこを楽しんだこと、焼き立てのパンを1斤ぺろりとラナに平らげられて爆笑したこと、遠くからでも私を見つけて尻尾をぶんぶん振ってワンワン吠えてくれたこと。 色々思い出しながら・・・   数少ない思い出だけれど、ラナと過ごした時間は私にとってはいつも楽しくて、とてもキラキラした思い出ばかりだった。   ラナが旅立ってから、もう4か月ほど経ち、季節が2つ変わった。 潤さん夫妻は変わらず忙しく各地を飛び回ってらっしゃるようだ。   3か月ほど前、潤さんがやっぱり元気がないと聞いた。 それで、ラナとの思い出の1シーンを私なりに表現して潤さんに渡そうと思った。     潤さんは私が闘病生活をしていた頃、ラナと風生君のお散歩の途中に日影茶屋で買ったお菓子を持って様子を見に来てくれたことがあった。   会社員時代は、よく潤さんからいじられていたのか、罵られ気味だった私だけれど、なんだかんだで潤さんは優しいし面倒見が良い兄のような存在。     最初、ラナを模した置物を作ろうと思ってスマホの過去写真をスクロールしていたのだけど、これが良いと思って潤さんがラナのお腹の毛に付いた雪玉をみんなに見せていたショットにした。 二人が一緒に写っている写真が良いな、と思ったし、ラナと潤さんは一心同体だったし、それを表現しようと思った。   この時も潤さんがラナに対して呆れたように、「おまえはホント馬鹿だなぁ」。と言いながらラナの手を取っている様子が凄くほほえましかったのを思い出す。   ラナへの愛情が、潤さんのちょっとしたしぐさや表情からあふれていて、またラナもそんな潤さんに対しての忠誠心が凄かった。 見ていてホントに素晴らしいなぁ。といつも感心させられていた。     この陶器の像は、潤さんへのギフト。 [caption id="attachment_12249" align="alignnone" width="225"] 素焼き後、釉薬掛けをして乾かしているところ。[/caption]   初めて土像を作った。   潤さんがラナの話をしているのを聞いたら手を動かさずにはいられなかった。   ラナのお腹の釉薬はあの時の雪玉まみれのラナを再現したくて、スノーホワイトという雪玉のようになる特殊な釉薬を使った(海外のメーカーの物)         [caption id="attachment_12257" align="alignnone" width="300"] この日、みんなで滑り終えて駐車場に戻ってきた後、ラナと豆千代を遊ばせていた時の様子。[/caption]     ラナはそっちで、また仲良しだった豆と遊んでいるのかな?     最近陶芸をしたいという意欲が以前のように湧き出てこなくなっていたのだけど、久しぶりに土を触ってラナの写真を見ながら像を作っていたら、陶器を作ることで久しぶりにすごく癒された。       ラナと潤さんの像を作ったら、自分の心が動いたときにだけ陶芸しよう。と心から思えたし自分の中でモヤモヤしていた色々なことがストンと腹落ちした。   私はやっと、陶芸に対しての程よい距離感を掴めた気がしている。 ラナのおかげだなぁ、と思っている。   ラナ、キラキラした思い出をありがとう。 そして、私に気づきを与えてくれてありがとう。 やっぱりラナは誰よりも聡明だったよ。 また、私の夢にカラーで現れて来てね!そしてセレブごっこの続きをしよう! 夢だから今度は葉山を出て海外の色んな所で遊ぼう!   2023年8月3日 ucaco...

Share Post
Read More
7月 16 2023

お抹茶を複数人分まとめて点てたい。 I want to make matcha for several people at once.

そんなことを思って作った器がこちらです。 Here is a bowl I made with this in mind.   そんなことを言うと、茶道を舐めてるとか言われそうだけど、3名分くらいをまとめて点てられるようにお抹茶を点てる為だけの片口を作りました。 I know I might be accused of licking the tea ceremony when I say this, but I made a katakuchi just for serving matcha so that I can serve it for three people at once.   そもそも、そんなことを考えたのは私がお抹茶好きで、お客様が自宅へいらっしゃった際もお抹茶をお出しする機会が比較的多いからです。 The reason I thought of such a thing is because I am a matcha (powdered green tea) lover, and I have relatively many opportunities to serve matcha when guests come to my home.   ただ、おひとりさま分ずつ点てていると、お茶席のような状況でない場合、皆さん、気を使ってくださり全員分が揃うのを待ってくださいます。 そうなると、一番最初に点てたお茶は泡が消え始めてあまり美しくなくなります。 However, if I am making tea for one person at a time and the situation is not like a tea ceremony, people will be very considerate and wait until everyone has had their share. If this happens, the first tea I make will start to lose its bubbles and will not be very beautiful.   その状態で口にしていただくのがなんとなく嫌で、3名分ほどの量を一気に点てたいと思うようになりました。 I kind of didn't want to put it in my mouth in that state, so I began to think that I wanted to make about three servings at a time.   そして、それぞれの皆様のお抹茶茶碗に注げば、器も美しいまま。一石二鳥どころか3鳥くらいありそうです。 And if I pour it into my own matcha bowl, the bowl will remain beautiful as well. It seems that we can not only kill two birds with one stone, but three birds with one stone.   そんなことを思って大きめのお抹茶茶碗で小さな注ぎ口を付けた片口の様な器を作りました。 With this in mind, I made a large bowl...

Share Post
Read More
7月 04 2023

器の購入方法に関して

現在はあまり制作をしていません。(色々な事情で出来ていません) Blogでも記載してきた通りで陶芸はとても時間とお金がかかります。 なので卸をやめ、直接販売のみに致しました。 陶芸を好きなままでいられるように、細々と楽しみながら作っていたいと思います。 それもあり、在庫過多になるような作り方はもうせずに、必要最低限の受注製作と自身の制作のみにしています。   販売可能な商品は下記のリンクよりucacoceramicsのオンラインショップをご覧ください。 https://ucacoceramic.thebase.in/   現在、6年間の集大成としての商品カタログを制作しています。 (7月末時点では少しだけ印刷しました) 小学校なら卒業の年月ですので。(笑) とはいえ、ミニサイズの8ページのカタログです。 (カタログといっても諸々の理由があり綴じておらずフライヤー型になっています。) 更に半分に折りたたんでジャケットやジーンズのポケットに入れられるような小さなサイズにしました。 自身のオンラインショップで販売しています。 この綴じていない冊子を販売物にした理由は、大切に作って来た器を載せたインフォメーションの様なものなので、適当に配って見てももらえずゴミになるのは悲しいからです。 単純に応援してくださる方の手元に届いてほしいと思っています。 赤字を増やすことを出来ない。それも理由の1つです。 オンラインショップで器をご購入くださった方には配送の際に1部お入れしています。 過去の卸先様でも必要であればお売りいたしますのでお問い合わせください。 こちらからご購入が可能です。 https://ucacoceramic.thebase.in/items/76267366     2023年7月4日  ucaco(ユカコ)...

Share Post
Read More
6月 29 2023

本漆金継ぎからモダン金継ぎへ。From Real Lacquer Kintsugi to Modern Kintsugi.

モダン金継ぎ講師として As a modern kintsugi instructor   2019年頃から、陶芸のレッスンの傍ら金継ぎを習いたいという方のお声を受けてパーソナルなレッスンをしていました。 始まりは、私の器をご購入くださったお客様からのそんな何気ない依頼でした。 Around 2019, I started giving personalized lessons to people who wanted to learn kintsugi alongside my pottery lessons. It started as such a casual request from a customer who purchased one of my vessels.   当時、最低限度の知識は得て、自分の器は直せるものの、教えるには至らず、長い間、私自身が習いに行った先生をご案内していたのですが「是非、優佳子さんから学びたい」とおっしゃってくださり、当時は本当に限定的でしたが本漆を扱った金継ぎレッスンをしていました。 At that time, I had acquired a minimum level of knowledge and could fix my own vessels, but I was not able to teach. For a long time, I was suggesting a teacher whom I myself went to learn from, and he said, "I would love to learn from you, Yukako," and I gave kintsugi lessons with real-urushi lacquer, although they were really limited at the time.   ただ、私自身も漆かぶれを何度か経験しており、それらがきっかけだったか、お客様が忙しくなられたか、私が器の制作に追われ始めたか、いくつかの理由が重なりそのレッスンは自然となくなりました。 However, I myself had experienced lacquer rashes several times, and for a combination of several reasons, either because I had experienced them myself, my customers had become busy, or I had begun to be overwhelmed with the production of vessels, the lessons naturally ceased.   私が漆を扱った金継ぎを習い始めたのは以前のBlogでも書きましたが2017年の11月~12月頃です。 I started learning Kintsugi with lacquer around November-December 2017, as I wrote in my previous Blog.   ちょうど会社員生活を終えることが決まり、時間に余裕ができ始めたのです。 それまでは、限られた冬のお休みは雪山へ通い、スキーをするというのがメインの過ごし方でした。 I had just decided to end my corporate life and began to have more time on my hands. Until then, my main way of spending my limited winter vacation was to go to the snowy mountains and ski.   スキーに行かない週末は作陶を楽しむ。そんな風に会社員生活を送っていて、金継ぎを習いに行く時間まで確保できていなかったのです。 On weekends when I...

Share Post
Read More
6月 06 2023

六角形のお皿

2022年下半期、最後の卸で【フランクロイドライト、その弟子の様な存在である遠藤新氏の建築物を所有される施設】から高額な宿泊費を支払って滞在される方に向けて、既製品ではなく手がかかったもので日本酒を提供したいとのことでご紹介を経て私に声がかかり、雪山シリーズ、黄色とブルーの組み合わせセットのお猪口とそれぞれの片口を納品しました。   I wholesaled it at a very unbeatable deficit price because they said they could do PR for me and that they had no budget. I do not know if you are actually using the facility because it is not in the price range that would accommodate me and I have not seen if you are using it. [caption id="attachment_12168" align="alignnone" width="225"] こちらは雪山シリーズのお猪口と片口です These are smal sake-cup & Kataguchi from the snow mountain series.[/caption]   また、同氏たちの建造物などは自然との調和を大切にされていることもあり、雪山のシリーズなど、私自身が雪山の景色に魅了され作り出した器とは親和性もあり、とても光栄に思いました。 I was also honored by the fact that the architects' buildings are in harmony with nature, and the Snow Mountain series, for example, has an affinity with the vessels I have created because of my own fascination with snowy mountain landscapes.   PRしていただけるとのお話だったのと、予算が無いとのことでとても破格の赤字価格で卸しました。 We wholesaled at a very unbeatable deficit price because they had no budget.   実際には私に宿泊できるような価格帯の施設ではないため、ご使用いただいているのかどうかは見ていないのでわかりません。   ただ、この頃ちょうど四角形や五角形、八角形などあらゆる器を作り終え、六角形についても何か作りたいと思いながらも、まだ具合的なイメージがわいていなかったので、この施設内を見学することができたのは私にとって深い意味がありました。 However, at that time I had just finished making all kinds of vessels, including squares, pentagons, and octagons, and I wanted to make something hexagonal as well, but I had not yet developed a clear image of what I wanted to do.   見学代を払ったと思えば安いものです。 It is a small price to pay for the visit.   正六角形は私がこよなく愛する形のひとつです。 The regular hexagon is one of my favorite shapes.   【正六角形】は三方均等である【正三角形】が6つ(ハーフダース)集まってできている。 A regular hexagon is made up of six (half-dozen) equilateral triangles, which are equal on three sides.   内角はそれぞれ120度(1ダース×10)。 Each internal angle is 120...

Share Post
Read More
6月 02 2023

2023年の新作はUPグレードしたコーヒーカップ。The new product for 2023 is an upgraded brown coffee cup.

[caption id="attachment_12022" align="alignnone" width="300"] こちらは2023年現在の進化型のコーヒーカップです。 こちらはカップ&ソーサーとしてお使いいただけるように六角形のプレートを作りました。                   This is an evolutionary coffee cup as of 2023. This hexagonal plate was made to be used as a cup and saucer. [/caption]   前ブログ記載の<2008年から製作していた飴色のカップ>は、物理的な問題点を解決するために制作日数を増やすことでクリアしていました。 The brown cups that we had been producing since 2008, described in the previous blog, were cleared by increasing the number of days of production to solve the physical problems.   器の薄さに比例して、素焼きの陶器が吸収できる水分量には限界があります。 In proportion to the thinness of the vessel, there is a limit to the amount of water that unglazed pottery can absorb. 前述の飴色のカップは私が作る器の中でも特に薄いものです。(飲み口を大事にしたくてギリギリまで薄く作ったものになります) The aforementioned brown cup is one of the thinnest vessels I make. (I wanted to keep the mouth of the cup as thin as possible.) その薄い陶器に外と内側で2色の釉薬をかけ分けている為、物理的にはかなり無理なことをしています。 The two different colors of glaze are applied to that thin pottery on the outside and inside, which is physically quite impossible.   飴釉も乳白釉も粘度の高めのものを使っている為、1度に内・外の施釉をすると釉薬が陶器にうまく安定せず(吸水限界を超えているので)本焼きした時に縮れを起こしてしまいます。 Because both brown and milky white glazes are made with high viscosity, applying the inner and outer glazes at one time will cause the glaze to not stabilize properly on the pottery (because it has exceeded its water absorption limit) and will cause shrinkage when the pottery is fired. 結果、施釉を2日に分けて製作をするようになりました。 As a result, the glazing process was divided into two days of production.     沢山のロスを出したのち、どうにかしてロス率を下げるために、と施釉方法を2日に分けることに変更しました。 After a lot of losses, the glazing method was changed to two separate days in order to somehow...

Share Post
Read More
6月 01 2023

ギフトとして製作した初のアイテム。それが飴色のコーヒーカップ。The first item I created as a gift is a coffee cup in a brown & white combination color

[caption id="attachment_12019" align="alignnone" width="300"] 陶芸を始めたばかりのころから作って来たお気に入りのカップ。独立前はたくさんの友人や家族へのギフトとして作っていました。             My favorite cup that I have been making since I first started pottery. Before starting my own business, I used to make it as a gift for many friends and family members.[/caption]   10年以上前に自宅用に作って以降、家族や友人へのプレゼントとして作ってきた定番のカップです。 This is a classic cup that I made over 10 years ago for personal use at home, and since then, it has become a staple gift for my family and friends.     当時は紅茶好きだったのでカタチはお茶の香りを充分感じられる様、ひろがりのある形状にし、ストレートでいただく際にお茶の美味しさを感じやすい様に口元はかなり薄くひいていました。 At that time, I was a tea lover, so I designed the shape of the cup to evoke the aroma of tea. It has a wide and expansive shape, allowing one to fully experience the essence of tea when sipping it blacktea. To enhance the taste of tea, I made the rim of the cup quite thin, allowing for a more delicate sensation at the mouth.     カップの色はシルバーティップスの茶葉などを選んだ際に、澄んだ水いろも楽しめるように、内側は乳白色を選びました。 For the color of the cup, I chose a milky white shade for the inside so that it would complement the clarity of water when brewing teas like Silver Tips. This way, one can enjoy the visual aspect of the clear water as well. 外側を飴色にしたのは、コーヒー好きな来訪者のみなさまにもしっくり来るようにコーヒーの色とリンクさせ、2色の釉薬を掛け分けています。 I decided to make the outside in a brown color to create a connection with the rich hue of coffee. This...

Share Post
Read More
5月 30 2023

雪山に思いを馳せて作った器 Tableware crafted while reminiscing about the snowy mountains.

  [caption id="attachment_12098" align="alignnone" width="300"] 白と黒の釉薬の掛け合わせが生み出す雪山のような景色                 A combination of white and black glazes that create a landscape reminiscent of a snowy mountain.[/caption] 2010年頃から作り出した私が作る和食器の定番です。 This is the signature collection of Japanese tableware that I have been producing since around 2010.   定番でありながらも常に欠品しているシリーズでもあります。 It is a series that is both a staple and often sold out due to its popularity.   当時勤めていた会社での仕事の兼ね合いもあり、スキーにハマり、足しげく通った雪山。 シーズンオフに入るころ、既に来年の冬が待ち遠しくて、雪山に思いをはせて作っていた器たちです。 These wares were created while reminiscing about the snowy mountains that I frequented, as I became passionate about skiing during that time. Due to the demands of my job at the company I worked for back then, I found myself drawn to the mountains. As the off-season approached, I eagerly awaited the next winter, and it was during this time that I crafted these vessels with thoughts of the snowy mountains.   SKI TRAVELには温泉とお酒がつきもの。 訪れた土地の日本酒を買って帰る。 そんな時に使うお猪口と片口として作った器がこちら。 These vessels were crafted as sake cups and pourers to accompany my ski travels, where hot springs and alcohol are often part of the experience. When visiting different destinations, I would purchase local Japanese sake to bring back home. These are the utensils I created specifically for such occasions.     現在、日本酒をほとんど飲まなくなり、めったに製作していないですがお酒に合う一品料理を盛り付けるための<碗皿>と名付けた浅めの丼も展開していました。 Currently, I rarely drink Japanese sake and don't often create vessels specifically for it. However, I also developed a line of shallow bowls called "Wanzara," which were named so because they...

Share Post
Read More
5月 28 2023

変わらず愛される為に、進化する定番であり続けること To continue being loved while staying true to oneself and evolving.

いよいよ色展開もカタチの展開も広がりを見せてきました。 The color variations and design expansions have finally started to show a wide range of possibilities.   円、楕円それ以外に食卓を華やかにするカタチは? What other shapes besides circles and ellipses can bring a touch of elegance to the dining table?   それが、あらゆる器を作りながら思っていたことです。 That is exactly what I had in mind while creating various vessels.   自宅のテーブルコーディネートで金彩の器を使うとき、縁に揺らぎを持たせているとはいえ、ほとんどの形が丸や楕円できちんとしすぎていました。 When using golden porcelain dishes for my home table setting, although I tried to add some variations to the edges, most of the shapes were too round or elliptical, appearing too neat and precise. カタチが規則的すぎると食卓にリズムが生まれず、楽しさが伝わりにくいと感じていて、丸いもの以外にも作りたかったのですが、四角というイメージがなんだかピンと来ていなくて決められずにいました。 I felt that if the shapes were too regular, it would lack rhythm on the dining table and make it difficult to convey a sense of joy. I wanted to create something other than round shapes, but I couldn't decide because I couldn't quite envision square shapes.   そんな時、2021年ごろからハマりだしたタロットカードに出てくる八芒星(オクタグラム)を器へと落とし込み、星形を製作しました。 At that time, around 2021, I became fascinated with the octagram (eight-pointed star) that appeared in tarot cards, and I incorporated it into my ceramics, creating star-shaped Plate.   2021年のホリデーシーズンに販売したら良かったのですが、そのタイミングには間に合わず、2022年1~2月ごろに製品化が実現しています。 I wish I had released them during the 2021 holiday season, but unfortunately, I missed the timing. The product development was eventually completed around January to February 2022.   星のカタチなので縁にはプラチナではなく金彩が使いたくなり、既存のカタチでも金の縁取りで展開を始めました。 Since it is a star-shaped design, I felt inclined to use gold accents on the edges instead of platinum. Therefore, I started expanding the collection...

Share Post
Read More